2017年に高橋臨さん主演でドラマ化された藤原晶さん原作の『恋がヘタでも生きてます』

こちらの作品、2008年~2009年にプチコミックで連載され、現在は完結しています(全4巻)

 

バリバリのキャリアウーマンで美人だけど恋に不器用な茅ヶ崎美沙(高梨臨)がNY帰りの天才営業マン、雄島佳介(田中圭)と出会い、不器用ながらも仕事と恋を精一杯頑張るお話です。

・・・というととても甘~いお話のように思えますが、この漫画、意外とヘビーな部分もあるのです・・・。

ただ、基本は明るくギャグも多めで、内容もサラリーマンやOLさんにとてもためになる事も描かれています。

とても面白い作品だったので、今回は恋がヘタでも生きてますの漫画のあらすじ&感想をざっと書いてみようと思います。

ドラマとの違いを比べてみるのも楽しいかもしれませんね!

 

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恋がヘタでも生きてます漫画(コミック)のあらすじ※ネタバレあり

第一巻のあらすじと感想(ネタバレ)

 

主人公の茅ヶ崎美沙(ちがさきみさ)は商社の営業一課で働くバリバリのキャリアウーマン。

仕事に関してはとても優秀だが、恋愛に関しては非常に奥手。

 

営業二課の主任、橋本司(はしもとつかさ)とはライバル関係で、いつも言い合いをしている。

そんなある日、美沙が、一課の主任の最有力候補に選ばれる。

飛んで喜ぶ美沙。

 

美沙の昇級話をルームメイトで大親友の榎本千尋(えのもとちひろ)も一緒になって喜ぶが、千尋は美沙が恋愛に関して奥手な事を勿体無いと思っている。

 

営業マンは体力が命!と日課のジョギングをしている美沙は、そこで犬を散歩させていた雄島佳介(おじまけいすけ)と出会う。

佳介は美沙の超好みの顔だったが、その日は名前すら聞かずに別れてしまう。

 

その事を千尋にもったいないと言われる美沙。

実は美沙は大学時代、好きだった男が自分の事を「彼女なんかにしたらコンプレックスで潰されそ」と友達と話しているのを目撃したという過去があり、それ以来怖くて男性を好きになれなくなっていたのだ。

 

翌日、いつものようにジョギングに出かけた美沙の前に昨日の男(佳介)が現れる。

佳介は先週NYから引っ越してきたばかりだという。

意気投合する二人。

 

話題はルームメイトの千尋の話になり、ボランティアをしている千尋と気が合いそうという佳介の言葉にあせった美沙は、千尋にはラブラブの彼氏がいると力説する。

しかし佳介はそんな事は気にしない、欲しいものは絶対手に入れると、美沙をじっと見つめながら言う。

 

ドギマギする美沙。

そろそろ俺行くね、と言って立ち去る佳介。

またしても名前やメアドを聞きそびれた、とショックを受ける美沙に、佳介は「また明日」と言い残して去っていく。

 

再び公園で落ち合う二人。

すっかり佳介に心を許した美沙は、もうすぐ昇進できそうだと嬉しそうに話す。

が、バリバリのキャリアウーマン(女戦士)と思われドン引きされたくない美沙は、全然凄くない事だと否定する。

 

しかし佳介は美沙の話に引くこともなく、尊敬する、頑張ったねと笑顔を見せる。

嬉くなった美沙は、その後も会社や二課の主任(司)の事などを話す。

その話を聞いた佳介は、司が昔自分が張り合った奴と似ているという。

さらにその人物と女の子の取り合いをした事もあると・・・。

 

そして次の日、犬や美沙と遊んで帰ろうとする佳介を呼び止める美沙。

美沙は佳介に自分の名前を伝え、あなたのことをもっと知りたいと真剣な眼差しで見つめる。

笑顔で自己紹介する佳介。

そして美沙を見つめながら今気になる子がいると伝え、美沙にキスをする。

 

その場は「今日のところは退散する」と帰って行った佳介。

あまりの急展開に美沙は仕事が手に付かない。

そこへ部長からの呼び出しがかかる。

ついに一課の主任に昇格かとルンルン気分の美沙だったが部屋の中に入ると、部長と今朝キスをしたばかりの佳介がいた。

驚く二人。

しかも佳介が一課の新しい主任になるというのだ。

主任(佳介)のサポートに入れと言われた美沙だが納得できず、部長に食ってっかかるが、部長は佳介は社長の甥でテコ入れのためわざわざアメリカから呼んだのだという。

最悪のシナリオだと思う美沙。

 

一方千尋は出張から帰ってくる婚約者の時藤仁(ときとうじん)のマンションへごはんを作りに行く。

合鍵で中に入ると、出張中のはずの仁の寝室から話し声が聞こえる。

千尋がドアに耳を当てると、なんとそれは仁の浮気中の声だった。

ガチャっとドアが開い部屋に転がる千尋。

驚いた仁は「千尋、ごっ、誤解すんなよ」というが、千尋は泣きながらマンションを去る。

 

そして美沙と佳介も険悪なムードに。

「本当に知らなかったんだよ!まさか君の席だったなんて」

「へー、そうですか。どっちにしろコネで簡単に座れちゃうような席ですから、雄島主任!」

やっと誰かを好きになれると思ったのに・・・美沙の前途は多難のようだ。

 

佳介は米国のマイクロバーサス社のマーケティング部で数々の大口契約を取った凄腕の営業マンだった。

荒れる美沙を見て佳介は一課の社員達にいつもああなのかと問う。

しかし美沙の同僚は、美沙はちゃんとした人で人一倍頑張っている、と佳介に進言。

それを聞いた佳介は、美沙は良い仲間に恵まれている、少しの間僕でがまんしてくれ、僕を信用してほしい、もちろん僕も君たちに全信頼を置く、とみんなに伝え、早速一課メンバーの信頼を得る。

 

そんな中司が外回りから戻ってくる。

「あ」と反応する二人。

再会を喜んだが佳介だが、司に「あんな奴知らん」と一蹴されガーンとショックを受ける。

それを見た美沙は「ナイス、橋本司!!」と少し嬉しくなるのでした。

(このへんギャグです^^)

 

美沙が家に帰ると、婚約者の家に泊りのはずの千尋がソファーにもたれ泣いていた。

仁が浮気をしていたと聞いた美沙は怒るが、千尋は自分が悪かったのではないかと反省する。

 

次の日、受付嬢の仕事に出る千尋。

そこへやってきた先輩の森生を見て仁の浮気相手が彼女ではないかと疑う。

その予感は的中で、森生は千尋がカマトトだから浮気されたんだと言い放つ。

ショックを受けた千尋は橋の上から婚約指輪を投げ捨てる。

 

佳介に悪いと思いつつもついつい八つ当たりしてしまう美沙。

そこにタバコを吸っている司を見つける。

司は「やさぐれたい気持ちはよくわかる。頑張れ」と美沙に声をかける。

美沙はそんな司を見て、佳介が学生時代張り合っていた奴と女の子の取り合いをしたが、二人ともフラれた、という話はもしかしたら司のことかもしれないと思う。

 

自分の一年がかりのプロジェクトを佳介にとられてしまった美沙。

悔しがる美沙だったが、千尋も同僚に婚約者を寝取られたというのが広まり、苦しい思いをしていた。

 

千尋が仕事から帰ると、マンションの前に仁が居た。

千尋に謝りたいという仁。

しかし逃げようとする千尋に話を聞いてくれと手を掴む。

「悪いと思うなら二度とあたしの前に現れないで!!」という千尋に仁は土下座する。

ごめん、二度としないという仁に千尋は「今回の事は忘れる」と浮気を許す事にする。

 

その頃会社にいる美沙と佳介は仕事の打ち合わせをしていた。

佳介の能力を認め、謝る美沙に佳介は「君と付き合いたいと思ってる」と告白する。

社内恋愛はしたくないという美沙にキスをする佳介。

 

千尋の方は部屋のベッドで仁と仲直りをしていた。

辛ければ自分が養うから仕事をやめればいいという仁。

しかし仁はまだ浮気相手と別れておらず、千尋と会ったその足で森生と一緒にホテルに行くのだった。

 

佳介にドキドキしながらも仕事が大事と耐える美沙。

佳介が席を離れた瞬間、自分のプロジェクトの内容を確かめたく、つい佳介のパソコンを盗み見してしまう。

その瞬間を佳介に見つかり、部長に報告すると言われた美沙は佳介にありったけの不満をぶつける。

それを聞いた佳介は美沙にもう二「度と君をくどかない」と言って去っていく。

 

取引先の社長の釣りに付き合う司。

そこに金属探知機やザル、熊手などを持った千尋が現れ、「探し物をとりにきただけなんで、あたしの事は無視してください」と、水着姿で水に入っていく。

それを見ていた司だが、千尋が溺れている事に気づき助けに入る。

 

司に車で送ってもらった千尋は、帰ってきた美沙に、仁とよりを戻した事や指輪を探すために川に入った事などをこっぴどく怒られる。

対して千尋は、人(男)を信用しない美沙はヘタレだと図星を突き、二人は喧嘩状態に・・・。

 

千尋に悪いことを言ってしまったと反省する美沙。

おまけに佳介は妙に他人行儀。

好きな男に嫌われることばっかりしてしまう・・・そう落ち込む美沙だが、佳介のデスクにプレゼンの資料が忘れられているのを発見する。

 

資料が無いとプレゼンは失敗し、仕事は自分の元に戻ってくると迷う美沙。

だが、美沙は結局資料を持って佳介の元へ駆けつける。

 

すると佳介は、その資料を美沙に渡し、「君がプレゼンしろ」とプロジェクトを美沙に託す。

佳介は美沙が資料を持ってくるようにわざとデスクの上に置いていったのだ。

それに気付いた美沙は、佳介の部下として全力で佳介をフォローしようと決心する。

 

一方家の電球を替えようとするが、背が届かず苦戦する千尋。

そこへ司が忘れ物の金属探知機を返しに来た。

お礼をいう千尋。

 

「じゃ、俺はこれで」と帰ろうとする司を千尋は呼び止め、電球を替えてもらう。

出されたコーヒーを飲みながら世間話をする千尋と司。

千尋が良いところのお嬢様だと知り、仕事の人脈に使えるかもと画策する。

 

そして千尋は、もうすぐ結婚するが彼氏に浮気され、その時川に捨てた婚約指を探すために川に入った事を話した。

その話を聞いた司は千尋に説教するが、千尋は司が自分の友達(美沙)と似ているという。

そして帰り際「お仕事頑張ってね!」とピースで見送る千尋を、司は「彼女の方こそ誰かに似てる。あの平和ボケした顔」と誰か(佳介)を思い出す。

 

そして会社。

仮契約を取ってきた美沙に佳介は君のこと信じてた、と微笑む。

緊張が解けて泣き出した美沙は「好きです・・・もう逃げたくない。変わりたい」と佳介に告白する。

そんな美沙を佳介は抱きしめた。

 

ホテルのレストランでディナーをとる千尋と仁。

千尋は退職願が受理され、後は式を待つばかり。

 

しかし仁は千尋が婚約指をしていないことに気づき、まだ怒っているのかと聞く。

怒ってないと答える千尋だが動揺する。

 

トイレに来た千尋は美沙からの電話を受けるが、その内容はなんと佳介の部屋に来てしまったという事だった。

パニクる美沙をなだめる千尋だが、佳介はやる気満々だった。

 

ここまでが第一話です!

さあ、この後美沙はどうなるのでしょう?

その前に第一巻を読んだ感想を書いてみます(読みたくない方は飛ばしてね!)

 

☆第一巻感想

キャリアウーマンというと気が強く負けず嫌いのイメージがありますが、美沙も例に漏れず気が強いです。

・・・が、自分の非はけっこう認めるタイプです。

ギャグも多めなので、美沙にイライラする事はあまりありませんでした。

が、その分ルームメイトで親友の千尋にイラッとします。

千尋に、というか婚約者の仁にかなりイライラします。

なぜこんな奴を許すのか?まあ許さないとお話が進まないのでしょうが・・・。

美沙のライバル、司はツンデレキャラのようです。

冷たいようで絶対優しい奴ですw

早くデレるところが見たいです。

佳介は・・・なんか完璧すぎてとくに感想はありません。

美沙の相手が務まるのは佳介はぐらいハイレベルでないといけないでしょうね。

以上一巻の感想でした!

では二巻のあらすじにいきます。

 

第二巻のあらすじと感想

 

美沙とついに結ばれると喜ぶ佳介。

しかし美沙の挙動から、男性経験がないのではないかと指摘。

デリカシーのない発言に佳介にパンチを喰らわせ家を飛び出す美沙。

 

会社でもギクシャクとしてしまいますが、そこで美沙は佳介の思いを知り、素直な自分の気持ちを伝える。

一方千尋について部下に調べさせた司は、千尋の親が都心を中心とした不動産経営者と知る。

仕事を有利にするため人脈を作りたいと企む司。

そんな司に一通のメールが入る。

それは婚約指輪を買うために店に一緒に行ってほしいという千尋からのメールだった。

 

ぶすっとしつつも待ち合わせの場所に現れる司。

そんな司にも物応じせず天然行動を炸裂させる千尋。

人脈のためと我慢する司だったが、婚約指輪を嬉しそうに眺める千尋を見て、なんか憎めない奴だと思う。

 

しかし二人は偶然、千尋の婚約者である時任仁と別れたはずの浮気相手、森生が抱き合っている所を目撃してしまう。

「大丈夫か?」と声をかける司に、千尋は大丈夫と無表情な顔で去っていく。

俺には関係ないと逆方向へ歩きだす司だったが、横断歩道の赤信号に踏み込む千尋を間一髪の所で助ける。

 

とりあえず千尋をホテルまで連れてきた司。

ほっとくにほっとけなくなり、いつの間にか千尋の相談にのる事に。

仁が自分の事をまぐろだと言っていた、と泣く千尋。

そんな千尋に司は婚約者を取り戻すためのテクニックを教えてやると言う。

 

一方、関係が一向に進まない美沙と佳介だったが会社でいちゃついている所を部長に見つかる。

青ざめた部長は二人にエレベーターの監視カメラのビデオを見せる。

そこには美沙に迫る佳介の姿が多数映っていた。

コレをセクハラだと勘違いする部長。

いくら社長の甥でも許される事ではないという。

 

しかし千尋が佳介とはこの時から付き合っていたとすぐに否定。

部長はすぐに納得したもののこのビデオはすでに社内の一部に出回っており、やり手の佳介の事を妬んだ幹部達によ佳介は別名『死刑室』と呼ばれる在庫室へ転属となる。

どんなに有能で前向きな人間でもダメになるという在庫室は、日の当たらないホコリだらけの部署で出世も見込めないまさに刑務所のような場所だった。

 

美沙は佳介が戻ってくるまで一課の主任のデスクを守るのが自分のすべき仕事だと決意する。

一方在庫室の大掃除をはじめた佳介は在庫室をピカピカに磨き上げる。

 

在庫状況を完璧に記憶した佳介の元に、佳介のの持つデータを求めた営業マンによる長蛇の列ができた。

これには幹部たちも佳介の実力を認めざる得ず、佳介のはあっさりと営業一課主任へ復帰する。

 

佳介とデートをすることになった美沙。

遊園地に行くので週末は帰らないと千尋に伝える。

 

一方ルームメイトの千尋の元に婚約者の仁から電話が入る。

出張中だという仁だがその隣には森生がいた。

籍を入れるのをもう少し待ってほしいという千尋。

 

しかしそんな千尋の後ろには司がいた。

抱きつく司に千尋はこれで仁は自分の所に戻って来るのか聞く。

保証するという司と千尋はそのまま一夜を過ごす。

 

朝、司が目覚めるとシャツにアイロンをかける千尋の姿が・・・。

数々のもてなしに悪く無いかも、と思う司。

一方千尋は司に惹かれつつあった。

 

数日後、営業にでる美沙と佳介。

その営業相手はなんと大学時代美沙が好きだった黒川卓実だった。

美沙の事を呼び捨てにする卓実。

むっとする佳介だったが商談は仮契約だがあっさりと成立する。

佳介がトイレに行っている間、卓実は美沙に過去の発言をあやまる。

そして自分は本当は美沙の事が好きだったと伝える。

今更、と怒りがこみ上げる美沙だったが佳介の思いやりある発言により気持ちが落ち着く。

 

ウキウキと退社する美沙の前に卓実が現れる。

美沙に謝りたいので2~3杯おごらせてほしいという卓実。

誤ってもらったらスッキリするし、佳介と付き合っていることを自慢しようと思った美沙は軽くいいよと返事をする。

 

二人がタクシーに乗り込むのを目撃した佳介と司。

司は面白そうに佳介を煽るが、人の不幸を楽しんだり他人を見下す司を佳介は心配だという。

あえて人に嫌われようとする司に「もしかしてまだ彼女の事を・・・」と言いかけるが、興奮した司に怒鳴られる。

その場を立ち去る司。

 

司は千尋に電話をかけ、今空いているかを聞く。

一方ホテルのバーでお酒を飲む美沙と卓実。

お酒に強いはずの美沙はそのまま眠ってしまう。

ホテルのベットの上で目覚める美沙。

体に力が入らず、どうやら卓実に薬を盛られたらしい。

電話で佳介に助けを求める美沙。

しかし卓実にに見つかってしまい電話を切られる。

が、間一髪の所を佳介に助けられ、事なきを得る。

 

佳介に血が出るまで殴られる卓実。

いつも温厚な佳介の豹変に驚く美沙だったが、佳介の思いに二人はついに結ばれる。

 

幸せいっぱいの美沙。

しかし佳介のもとに「例の計画は順調に進んでいるか?」とのマイクロバーサスからの不穏な電話が入る・・・。

 

☆第二巻感想

あ~仁に続いて卓実とかいうクソキャラが出てきましたw

が、あっという間にKOです。

美沙はなんでこんな奴好きになったんだろ?

謎ですw

一方千尋&司。

仁もクソだが千尋もぶっ飛んだなぁ・・・。

あ、個人的には千尋みたいな子好きですよ!

主人公カップルより千尋と司の方が気になりますw

では3巻のあらすじにいきます!

第3巻のあらすじと感想

 

ついに営業一課に営業成績で抜かれてしまった営業二課。

二課主任の司はイライラして千尋に電話をするが、千尋は今日は婚約者の仁の家に泊まりに行くという。

余計イライラする司。

 

久しぶりに仁と一夜を過ごす千尋。

少し物足りなさを感じる千尋だったが仁は変わった千尋に大喜び。

千尋は司に感謝するが司は面白くない様子。

 

GPS携帯の営業で司が苦戦している事を聞いた千尋は、司を老人ホームに連れていく。

千尋の明るさとお客さんの事を真剣に考える姿勢で携帯はバカ売れ。

司は千尋が自分の才能に気付かず嫁に行くのがもったいないと感じる。

 

一方千尋は自分の事しか考えてない仁の行動に不信感を持つ。

しかし収入がない千尋は過保護な実家に帰るぐらいなら仁と結婚したほうがマシだと思う。

どうして自分は美沙みたいに強くなれないんだろう・・・そう思い涙を流す千尋の前に仕事のスカウトをしようとする司が現れる。

司に抱きつく千尋。

そんな千尋に司は思わずキスしてしまう。

自分の思いもよらない行動に驚き思わず走り去ってしまう司。

 

その時落としたパスケースを受け取るため千尋のマンションを訪れた司は、千尋に自分の下で働かないかとスカウトする。

営業なんか無理だと断った千尋だが、司に自分で自分の限界を作るな!と言われ、美沙のように強くなりたいと思った千尋は司の下で働く事を決意する。

 

一方佳介の部屋で過ごしていた美沙は、好奇心に抗えず佳介の通帳を盗み見してしまう。

そこに記載されていた残高はなんと81億円!

さらにマイクロバーサスを辞めたはずの現在も、マイクロバーサス社からの振込があった。

あわてて自分のマンションに帰りシャワーを浴びようとする美沙。

扉を開けるとそこにはあの司がいた。

 

司の事が好きだと自覚し、仁との別れを決意し眠る千尋の元に、風呂場で鉢合わせした二人の叫び声が響き渡った。

今までの状況を説明する千尋。

大切な親友が傷つけられるのではないかと心配した美沙は会社で司に詰め寄るが、司が思いの外千尋の事を理解していたため期待をかける。

が、司は千尋は都合のいい女だと言う。

そして流れで佳介の通帳の話になる美沙と司。

佳介の通帳の流れを聞いた司は佳介は産業スパイではないかと疑う。

 

司は美沙に、明日上司に報告するのでそれまでに腹をくくれという。

会社と佳介。

佳介に嫌われたら生きていけない美沙は、佳介に連絡をくれとメールを送る。

 

一方婚約者の仁に別れを告げる千尋。

仁の事は今でも好きだが、それ以上に好きな人(司)ができたと涙を流す。

 

結局佳介から連絡が来なかった美沙。

会社に行くと、司がすでに部長に報告を済ませていたと聞く。

部長室に向かう二人。

 

司があまりにも佳介を目の敵にするため、美沙は昔二人で取り合った女の子が原因かと聞くがその問に司は答えなかった。

 

部長室に入ると、なんと中に佳介がいた。

佳介は産業スパイではなく、ただのレンタル社員だったのだ。

 

ショックを受ける美沙。

レンタル社員である佳介はいずれNYに帰ってしまうのだ。

家に帰りベットに横たわる美沙に佳介は花束を渡し、結婚を申し込む。

 

その間淋しくなった千尋は、司に思わず電話をしてしまう。

仕事中だったことを思い出した千尋は焦ってしまうが、司の「どうかしたのか?」の声に会いたいと答える。

 

仕事をズル休みしているという司は千尋を自分の家に呼ぶ。

そんな司の手には、黒髪のキレイな女性の写真が握られていた。

 

司の家から帰ってきた千尋はジャージのまま放心している美沙を見つける。

結婚に悩む美沙。

そんな美沙を励まし元気づける千尋。

お互いさらに友情を深める。

 

司の下で働き始める千尋。

気が利く千尋はさっそく会社の人気者に。

その様子に嫉妬し、心配する司。

それをこっそり覗いてちゃかす美沙。

そんな美沙を見つけ、佳介は指輪を出しプロポーズする。

美沙がはいと返事をしようとした瞬間司に指輪を弾かれる。

司は言う。

お前に人を愛する資格はないと・・・。

 

☆第三巻の感想

3巻終わりです。

怒涛の展開です。

一体二人の間には何があったのでしょうか?

最後の美沙がとばっちり過ぎてちょっとかわいそうでしたw

そして千尋。

やっと仁に別れを告げました!

はぁースッキリしたw

理由があっても二股だったので、これで司と上手く行ってくれるといいですね~。

ではいよいよ最終巻の4巻のあらすじです!

4巻(最終巻)のあらすじと感想

 

最終巻です。

いよいよクライマックス。

一体どうなってしまうのでしょうか?

最終巻なので簡単にあらすじをチェックします。

 

俺達は人を殺したという司。

佳介は俺達は誰も殺してないし彼女は俺達のせいで死んだんじゃない、と答える。

納得出来ない表情で司はその場を去る。

司との過去に何が会ったのか、佳介は家で美沙に一枚の写真を見せる。

そこには18歳で大学一年生の佳介と司、そして黒髪の美少女が映っていた。

しかもあの橋本司が笑っていた。

混乱する美沙にちゃんと説明するから、と佳介が話し出す。

 

黒髪の少女の名前は依林(イーリン)という中国人の女の子。

N.Yの大学で出会った3人は同じアジア人という事でよく一緒に行動をするようになる。

そして佳介と司は依林を好きになるが、グループが壊れるのを恐れ、3人共それに気づかない振りをしていた。

しかし結局佳介と司は依林を独り占めしたくなり、どっちを選んでも恨まないと決めて告白することにする。

そして二人は依林を呼び出す事にする。

夜の10時、一緒に住んでいるおばあちゃまに断りを入れて出かける依林。

しかし近道をしようと路地に入った後、行方不明になる。

 

すぐに警察に届け友人総出で探し続けるも見つからず、1週間後、ハドソン川で死後2日の状態で依林は変わり果てた姿で発見される。

依林の両親に責められ追い出される二人。

響き渡る悲痛な叫び。

 

その日から佳介は飲まず食わずで一週間過ごし、銃で自殺を図ろうとするも両親に止められる。

その後カウンセリングや投薬治療を受け、突発的な自殺願望は無くなったものの罪悪感を抱えて過ごした。

そして一年後、依林の祖母が現れ、あなたはもう十分に罰を受けた、多くの人に感謝される人生を歩んでください、幸せになることが彼女の想いに報いる事だ、と伝えられる。

佳介はそれが自分が超えなくてはならない試練だとその後復学してマイクロバーサス社に入社したのだという・・・。

 

佳介の辛い過去を知った美沙は、一緒に幸せになろうと佳介にプロポーズの返事をする。

答えはYES。

一緒に幸せになろう、とそのまま朝を迎える。

 

二人は幸せな時間を過ごすが、司が気がかりだ。

佳介は司の時間はあの日あの時から一秒も進んでいない、司を救いたいと決意する。

 

一方、相変わらず会社でモテモテの千尋。

そんな千尋と裏で会い、まんざらでもない司。

 

昔の婚約者の事を吹っ切れたという千尋に美沙は実は仁から電話があったと伝える。

仁の事を心配する千尋。

その様子を見た美沙は絶対に仁に会うなと念を押す。

 

司と千尋の関係にも思いを馳せる美沙。

そこでハッとする。

千尋なら、傷ついた司の事を救えるかもしれないと・・・。

 

部屋に戻った千尋はあることに気付く。

もう生理が2ヶ月も遅れているのだ。

 

朝、日課のジョギングをする美沙。

そこに美沙に張り合う謎の男が現れる。

かろうじて勝利を収めた美沙は、男にも飲み物をおごる。

その男は佳介そして美沙の事も知っているようだった。

 

司と仁、どちらの子供かわからない千尋は妊娠検査薬を使う。

結果は陽性。

その事を美沙に告げると、美沙は行き詰った時は自分が二人の面倒を見ると伝える。

 

妊娠判明以来司を避ける千尋。

千尋の様子がおかしいと親友の美沙を司が呼び止める。

司に過去にこだわるのはやめろという美沙。

あいつがしゃべったのか!と激昂する司にみんな自分と戦っていると伝える。

そして美沙はもし千尋が妊娠をしたら責任を取れというが、司は自分には種が無いから心配するなという。

 

会社の帰り、自分の家の前で佇む仁を見つける千尋。

少し痩せた仁に思わず声をかけそうになるが美沙の言葉を思い出しなんとかとどまる。

家の前を去る仁。

仁と復縁してもいずれ浮気する、と分かっていてもすがりそうになってしまう自分の弱さに千尋は膝を抱えてうずくまった。

 

そして佳介の家に、朝美沙がジョギングで競った謎の男が現れる。

男は佳介に、親父の胃がんが再発した。至急お前をNYへ連れてこいってさ、と伝える。

 

その男の名はスティーブ。

マイクロバーサスの社長の8番目の息子だった。

スティーブと共にNYへ飛び立つ佳介。

 

取り残された美沙は不安にかられ、いっそのこと結婚しておけばよかったと泣く。

 

産婦人科を受診した千尋は、妊娠が確定する。

昨日の美沙の言葉を聞いた千尋は、後悔しないために司に会い、全てを話す決意をする。

 

司が種無しなのを知っている美沙は止めようとするが、電話は切れてしまう。

誰にも相談出来ない美沙は背に腹は変えられないと、元婚約者の仁に電話をする。

 

一方司の家に来た千尋は、妊娠した事を告げる。

おめでとうという司。

結婚を急がないとという司に千尋はどちらの子か分からないという。

そんな千尋に絶対俺の子じゃないと怒鳴る司。

遊びは終わりだ、婚約者の元に戻って二度とココに来るなと追い出された千尋の前に美沙に連絡を受けた仁が現れる。

仁に妊娠を伝える千尋。

え?っと顔をしかめる仁。

仁は自分は避妊をしていたから浮気相手の子供ではないかと言う。

司からも仁からも拒絶され絶望した千尋はその場を飛び出し車に跳ねられてしまう。

 

車に轢かれた千尋はどうなってしまうのか。

司の気持ちは?

そして美沙と佳介は再び会う事ができるのか・・・。

クライマックスはぜひコミックで読んでほしいので箇条書きさせていただきます。

(ネタバレが嫌な方は読まないでね!)

 

 

・千尋に早まらせないため、司のマンションを探す美沙。
・人だかりを見つけ、かき分けるとそこには血を流して倒れた千尋が・・・
・仁に理由を聞くが仁は俺のせいじゃないと言うばかり
・一方状況を知らない司はマンションで一人依林の写真を見つめる
・そこに美沙から千尋が事故にあったと電話が入る
・現場に駆けつける司
・倒れている千尋の姿が依林と重なり動揺する司。千尋に「目を覚ませ!」と怒鳴りつける。
・目が開く千尋。司の姿を見つけると「こんなあたしでも心配してくれるんだ」「これで充分」と言って再び目を閉じる。
・千尋が救急車で運ばれた後、美沙は司に、千尋は仁とはとっくに別れていた事、報われないとわかっていてもいつも司の事を思っていた事などを伝え、
病院には来ないでという。
・一方N・Yでは、美沙のためにマイクロバーサスを退職しようとする佳介に、マイクロバーサスの社長が圧力をかけていた。
・親子ともに無事だった千尋の御見舞に来た美沙はこのままでは千尋が両親の元へ連れ戻されると聞く
・脅しをかけられた佳介は、マイクロバーサス社に保管されていた自分の顧客データに何かをしかける
・そして中国。依林の墓を訪れた佳介は、そこで司と出会う。
・そこで二人は和解、司は前に進む事を決意する。
・日本に帰ろうとする時、スティーブから佳介に電話が入る。佳介の顧客データが全てぶっ飛んだというのだ。情報は全て頭の中に入っている佳介。
情報ををライバル社に売られたくなかったら退職させろという佳介の願いをマイクロバーサス社は飲むしかなかった。

・千尋の入院している病室に現れる佳介。佳介は美沙と二人きりで話をしたいからと病室を出る。
・一人になった千尋の前に、なんと司が現れる。司は千尋に、自己都合の退職願いの書類にサインをしてもらう。
・もう帰ってという千尋に司がもう一枚書類があるという。「もういいよ、橋本さん記入して出しといて」という千尋に司が
「そういうわけにはいかないんだよ」と言って差し出したのはなんと婚姻届だった。
・千尋に過去を明かし、結婚を申し込む司。どっちの子か分からないという千尋に「親子関係にそんなDNAが大事かよッ」という司
二人は晴れて結婚する事となる。
・6ヵ月後、佳介は契約の切れた青葉を辞めてコンサルティング会社を起業する。
・めでたく青葉で主任に昇格した美沙は千尋と過ごした部屋を後にし、司にバトンタッチする。
司の秘密(種がない)を墓場まで持っていくと約束し・・・。
・そして美沙は、すべての人に愛を運ぶ王子様、佳介の元へ飛び込む。

 

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☆第四巻の感想

佳介のと司の過去が思ったより壮絶でした・・・。

ありゃトラウマになりますわぁ。

そんなトラウマを乗り越えて、最後は四人ともカップルになれて良かったです!

マイクロバーサスを敵に回した佳介の安否がちょっと気になりますが、佳介の事なので対策を施しているんでしょうね~。

今回書いたあらすじはほんとざっと書いただけなので、最後はぜひコミックで確認してください!

※本当に面白い作品なのでぜひコミックで読んでみて下さいね!