流行り神とは日本一ソフトウェアがおくる、都市伝説を題材にしたホラーアドベンチャーゲームだ。

その流行り神シリーズの最新作、『真・流行り神2』の発売日が2016年の7月7日に決定した。

気になる価格はPS4・PS3のパッケージ版が7344円、ダウンロード版が6171円、,PS Vitaのパッケージ版が6264円、ダウンロード版が5143円となっている。(全て税込み)

真・流行り神2予約特典

予約特典は『真・流行り神2オリジナルサンドトラック』で、真・流行り神2の楽曲の他に、流行り神 警視庁怪異事件ファイル、流行り神2 警視庁怪異事件ファイル、流行り神3 警視庁怪異事件ファイル、真 流行り神の中から選りすぐりの楽曲を収録。

サントラは豪華2枚組で、それぞれ主人公の『北条紗季』『愛染刹那』が描かれている。

予約特典は数に限りがあるそうなので、欲しい人は早めに予約を入れよう。

アマゾンでは「amazon.co.jp限定オリジナルカスタムテーマ(各機種毎)配信」も予約受付中になっていたが、サウンドトラックも付くかどうかは出品者に問い合わせしよう。

こちらが真・流行り神2のプロモーションムービーだ。

  真・流行り神2の概要

『真・流行り神2』は前作、『真・流行り神』から舞台を一新。

主人公以外のキャラクターも全て一新されているので、前作を遊んでいない人でも大丈夫な作りとなっている。

またシステムも旧作の流行り神基準となっているので、真・流行り神のシステムが苦手だった人も遊びやすくなっている。

そして舞台はS県からG県(岐阜)へ移るのだが、岐阜県には日本一ソフトウェアの社屋があるのだ。

背景写真も岐阜県の物が使われ、岐阜や、岐阜に住むスタッフの小ネタもゲーム内で使われるとの事。

岐阜県は『口裂け女』発祥の地だと言われているので色々と期待できそうだ。

そんな真・流行り神2のシステムをみていこう。

システム

今回からセルフクエッションが復活。

これによりストーリーは科学パートとオカルトパートに別れる事となる。

真からのシステム、ライアーズアートも引き続き登場。

カリッジポイント、推理ロジックも継続。

今回の2は新旧どちらのシステムも取り入れられるようだ。

また旧作と同じく各話都市伝説のオムニバス形式に戻るため、話によって性格や立ち位置がコロコロ変わる事なく安心して楽しむ事ができる。

キャラクター

さて、次はキャラクターだ。

(以下 真・流行り神2公式サイトより引用)

北条紗季

 

 

 

 

 

北條 紗希(ほうじょう さき)※氏名変更可能 性別:女 年齢:27歳

職業:G県警察本部刑事部捜査第一課 巡査長

「私は過去に過ちを犯した。取り返しのつかない過ちを。でも、私はもう逃げるわけにはいかないのよ」

この物語の主人公。

忌まわしい「ブラインドマン事件」以降、S県警の地域課に所属していたが突然の異動命令によりG県警の捜査一課に配属となる。

嘘を操り、相手を揺さぶることで真実を暴く心理テクニック「ライアーズアート」を得意とするがブラインドマン事件では力が及ばず、惨劇を止めることができなかった。

己の未熟さを痛感した紗希は、心理学や犯罪史の知識を増やし、技術の研鑽を続けてきた。

G県で多発する怪異事件の捜査では、そのスキルを活かし事態の解決に臨む。

前作からの唯一の登場人物になる主人公の紗季。

真・流行り神では悲惨な目に逢う事が多かった彼女だが、今回は果たしてどうなるのだろうか。

前回不評だった革ジャンとミニスカートから大人っぽいパンツスーツスタイルに変更。

格好と同じく性格も大人っぽくなっているのだろうか?

主人公を継続したからにはぜひとも活躍してほしい。

愛染刹那

愛染 刹那(あいぜん せな)  性別:男 年齢:25歳

職業:G県警察本部刑事部捜査第一課 巡査

「怨念だろうが都市伝説だろうが、俺たち刑事のやることは、ただ一つ! 犯人をとっ捕まえることだ!!」

地元生まれ地元育ちでG県をこよなく愛する熱血漢。

不良少年のような外見や言動が災いし、捜査一課内では孤立している。

課長の命により、紗希とコンビを組まされ、怪異事件の捜査を担当することになる。

見た目からは想像も付かないが都市伝説に詳しく、被害者の証言がどれだけオカルトめいていても否定せず受け入れる柔軟性と優しさを持つ。

先輩ポジションかと思ったら紗季より年下の後輩。

プロフィールによると熱血漢&優しいとの事なので、前作パートナーの風守先輩よりは好感度が高くなりそうだ。

ただ風守先輩のプロフィールにも「いざというときに頼りになる男」と書かれていた結果アレだったので、今回はプロフィール負けしない事を願う。

新美心太朗

新美 心太朗(にいみ しんたろう)  性別:男  年齢:32歳
職業:G県警察本部刑事部捜査第一課 警部補

「お前は正気か? どこの世界に都市伝説を真に受けて捜査をする刑事がいる」

G県警きっての敏腕刑事として、相棒の纐纈とともに脅威の検挙率を誇る。

両親ともにエリートで、本人も東大法学部を首席で卒業している。

都市伝説やオカルトを真っ向から否定しており、愛染刹那とは水と油のような関係。

周囲を見下しがちだが、先輩である纐纈将臣のことは心から尊敬している。

いかにもな風貌のエリート刑事。

流行り神だとかごめのような感じか?

最初は嫌な奴だが最後はいい奴になってそうではある。

纐纈正臣

纐纈正臣(こうけつ まさおみ) 性別:男 年齢:41歳

職業:G県警察本部刑事部捜査第一課 警部

「俺たち刑事のやるべきことは事件の解決だ。上の連中の顔色をうかがうことじゃない」

検挙率No.1の一翼を担うベテラン刑事。

どんな難事件に対峙しても、執念深く地道な捜査で犯人を追い詰めていく。

現場での捜査や聞き込みといった、昔ながらの手法を何よりも重視している。

寡黙で余計なことは話さないタイプだが、その風貌や言葉には独特の凄みがある。

名前が読めなかった!

渋い大人の貫禄漂う刑事だ。

しかしこの中では一番死亡フラグが立っている気も…。

 

今現在公開されているのはこの4人で、キャラクターデザインには前作と同じhakusさんが起用されている。

名前が全体的に中二…おしゃれな気がするが、実際プレイするとまた印象が変わるかもしれない。

前作の関本が出ないのは意外だったが、まあ出してしまうと前作を思いっきり引きずってしまうので出さなくて正解かもしれない。

男は分かったので、とりあえず早く女性成分が欲しいところである。

人見さんみたいな!

ストーリー

公式HPに第一話のあらすじが載っていたので紹介しておこう。

第一話 「〇〇女編」


都市伝説には、恨みを抱いた女性が登場する話がいくつか存在するのをご存知だろうか?

「ヒキコさん」「カオルさん」「カシマさん」……いずれも怨念にとらわれた女が無差別的に人を襲う都市伝説として知られている。

G県では、そんな都市伝説が実体を持ったかのような事件が多発していた。

第1の被害者は男子小学生。雨の中を引きずりまわされ、撲殺された。

第2の被害者はデート中の男女。女性はベンチの下に潜んだ何者かに足を切りつけられた。

第3の被害者は女子高生。帰宅中に背後から耳たぶを食いちぎられ、失明。

第4の被害者は夜道を歩いていたカップル。犯人は女性の足を鉈で切断し、逃走した。

犯行の手口や凶器はそれぞれ異なるが、目撃者の証言は一致している。

「犯人は、トレンチコートを着た長身長髪の女。」

突然の異動命令を受けてG県に赴任した北條紗希は、捜査一課の愛染刹那とコンビを組み、事件を捜査することになる。2人は捜査を続けるうちに、これらの犯行が常人には不可能であることを目の当たりにする。

四つの事件が都市伝説と符合するのは何故なのか?

事件は都市伝説上の怪異が起こしたものなのだろうか?

今回の『真・流行り神2』では、旧作の『流行り神』シリーズのシナリオを担当した新川宗平さんが再び筆をとりプロットから書き起こしている。

そのためか、あらすじを見る限り非常におもしろそうな雰囲気が漂っている。

ストーリーにも期待できそうだが、何より流行り神の売りであるルート分岐が復活したのがうれしい。

やはりオカルトルートと科学ルート、両方を照らし合わせて初めて浮かびあがってくる事件の真相が、このシリーズの醍醐味だろう。

シナリオについてはかなり気合を入れて書いたそうなので期待できそうだ。

前作の個人的感想(少しネタバレあり)

世間では不評だった真・流行り神だがもう続編は出ないかも…と思っていたので個人的には非常にうれしい発表だ。

個人的には真・かまいたちの夜よりは全然面白かった。

前作(ブラインドマン編)で不満だったのは、犯人関係がイマイチだった事か。

消去法で怪しい奴がすぐ分かってしまう上、自分が犯人を当てる前にグラフィックが出ているという…。

あと犯人の性格に斬新さが無いように感じた。

サイコパス(+きっかけ)なのだろうが、狂気を持った人間のテンプレートな感じがなんとも。

しかも元々あまり登場していないため、犯人だと分かった瞬間もとくに感慨はなかった。

やはり犯人にはもう少し主人公達に絡んでこそだと思う。

そして肝心の関本も、自身の研究が深く関わっているという割にはスケールが小さく感じた。

「これが都市伝説の恐ろしさ」と言われると何とも言えないが、(都市伝説の使い方や犯人の壊れていく過程自体は悪くないので)犯人の見せ方とか最期とかをもうちょっと何とかしてほしかった。

というわけで、中々惜しい作品だった。

 

シナリオライターの新川さんはとにかく『原点回帰』を強調している。

前作の「真」が不評だったので最初は厳しい目で見られると思うが、それをはねのけるぐらい素晴らしい作品になってもらえればファンとしてとてもうれしく思う。

ちなみに初代流行り神のDL版が5月19日~6月1日まで、なんと99%オフの22円に!

初代流行り神は特におすすめなので、やった事がない人はこの機会にぜひプレイしてみよう。