北海道七飯町男児置き去り事件から6日ぶりに無事発見された田野岡大和くん(7)。

置き去り現場から約10km離れた『陸上自衛隊駒ヶ岳演習場』にその日の内に自力で到着し、演習場の小屋の中でマットに包まりながら発見までの時間を過ごした。

一般的な生存ラインの72時間を超え発見されたにも関わらず、軽い脱水症状と低体温が確認されたもののほぼ無傷だった大和くん。

英『ガーデアン』紙は大和くんの事を「驚異のサバイバル能力」と評した。

そんな大和くんの驚異のエピソードと小学校での大和くんのエピソードをまとめてみた。

 

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田野岡大和くんのエピソードまとめ

救助後

・6日間食事をとっていなかったにも関わらず、きちんと自分の足で立ち、自衛隊員の差し出したおにぎりを完食。

普通は急にはなかなか食事をとれないものだが若いからだろうか。とにかく元気な証拠だ。

・どういう風に演習場まで行ったかはあまり覚えていないが、小屋でマットに寝たりして過ごした。小屋にいた時はさみしかったけど大丈夫だったという。

置き去りにされた場所から演習場までは道が複雑に枝分かれしており、なんと産経新聞の記者が大和君の足取りをなぞろうとしたが道に迷ってしまい、最後は自衛隊に電話で指示を仰いだほどの複雑な道だ。その道を大和くんが正しい道筋で演習場まで行けたのは本当に奇跡に近かった。(ちなみにネットでは7歳児にも劣る新聞記者と揶揄されていた)

・病室で「つらい思いをさせてごめん」と繰り返し謝る父親に「許すよ、お父さん優しいから許す」と許してあげた。

根に持たないタイプのようだ。

・3日(保護された日)の夕方からおかゆなどの病院食を残さず食べ、お母さんの作ったハンバーグや手作りパンが食べたいと話している。

なんだかんだいってもまだ7歳。お母さんの作ったハンバーグが大好きなようだ。

・イギリスのSkyNewsでは深夜にも関わらず大和くんの無事保護を速報で伝える。ハッピーエンドとなったといいつつも、両親の罰の与え方が世界中に衝撃を与えたと報道した。

子供を家に一人置いておくだけで虐待になる国々からは置き去り事件は信じられない事だろう。ただ日本でも山に置き去りにするようなしつけが多々行われているわけでは無い事だけはわかってほしいところ。

そんな世界中を驚かせた大和くんは一体どのような小学生だったのだろう。

小学校での大和君

大和くんを知るある保護者は

「卓球で145回もラリーが続いて表彰されたこともあり、ずぬけた持久力がある。 ダンスや野球、サッカーも得意で体力があり余っている感じ。 また、できる子の答案の名前だけ消して自分の名前を書いて提出しちゃうような“ちゃっかり屋”だけど、思わぬ方法で高得点を取る発想力もある」

(引用 東スポ)

と語る。

そうとう体力があったようだ。そして2年生にして他の子の答案の名前を自分の名前に書き替えるという発想がなんだかすごい…。

運と奇跡と本人の機転で無事保護された大和くん。

一説にはこの奇跡自体が不自然という意見もあるが、とにかくこのような事件は二度と起こらないように切に願う。

参照:J-CASTニュース「無事発見の美談でおしまい」に違和感の声 北海道置き去り、「状況が不自然」と首ひねる人も