8月29日放送のしくじり先生 俺みたいになるな!!2時間スペシャルに、コロコロコミックで連載していたあの『つるピカハゲ丸』で有名な漫画家のむらしんぼ先生が課外リポートで登場!

ブログ主も当時おぼっちゃまくん目当てでコロコロコミックを読んでいたので(もちろんつるピカハゲ丸も)とても懐かしく思い番組を見ていたのですが、のむら先生の現在の様子に驚いてしまったので、番組の内容と感想をまとめてみたいと思います!

 

スポンサードリンク

目次

・のむらしんぼ先生とは

・奥さんや子どもは?

・のむら先生の現在の生活

・現在の収入

・のむら先生の借金

・盗作(パクリ)疑惑

・小林よしのり先生からのアドバイス

・江川達也先生からのアドバイス

・番組を見たまとめ&感想

 

のむらしんぼ先生とは?

のむら先生は北海道出身の現在60歳。

のむら先生が漫画家を目指すようになったのは大学時代。

立教大学時代に初めて読んだ青年誌に衝撃を受け漫画家を目指します。

 

24歳の時、大学在学中にコロコロコミックでデビュー。

そして1980年より『とどろけ!一番』で本格的に連載がはじまります。

(なお大学は5年間在籍した後、漫画に専念するため中退したようです)

 

その後29歳の時に、セコいキャラ「ハゲ丸」が主人公のギャグ漫画『つるピカハゲ丸』を連載。

アニメ化もされ、総発行部数400万部、総売上15億円以上の大ヒットとなります。

第33回小学館漫画賞受賞(児童向け部門)もはたし、誰もが認める超売れっ子漫画家!のはずでしたが…。

奥さんや子どもは?

のむら先生には奥さんや子どもさんもいましたが、現在離婚されて一人暮らしをしています。

奥さんとは26歳の時にできちゃった結婚。

しかし度重なる借金などにより、2014年についに愛想をつかされ離婚となります。

離婚する時に奥さんから『ハゲ丸』グッズの入った袋を渡され、「漫画と一緒に心中してください」と言われてしまったそうです。

 

子どもたちは3人いて、当時高1の長男からは「お父さん、なんでスラムダンクみたいなすごい漫画を描けないの!?」と言われ、中2の長女からは「お父さん、なんでワンピースみたいなすばらしい漫画を描けないの!?」と言われ、小6次女からは「お父さん、気にしなくていいよ…、お父さんは児童漫画家なんだから…」と励まされたかと思ったら、「で、児童漫画家としてなんでカービィみたいな絵が可愛くて面白い漫画が描けないの!?」ととどめをさされたようです。

ちなみにカービィの作者はのむら先生の元アシスタントさんなんだとか…。切ないですね。

 

そんなのむら先生は現在はどのような生活をしているのでしょうか?

スポンサードリンク

のむら先生の現在の生活

汚部屋

現在のむら先生が住んでいるのは自宅兼作業場の築29年の1LDK。

お家賃は9万3000円だというが、一歩玄関に入ってみると、そこには山積みにされた荷物に十数本放置された傘、部屋は散らばったゴミや洋服、ダンボールの数々で足の踏み場もない程。

もちろんキッチンもドロドロでそこらじゅうホコリがこびり着いています。

 

正直かなりの汚部屋です…。

よく芸能人の方の汚部屋紹介などがありますが、あんなレベルではありません。

これぞまさしく正統な汚部屋です。

 

寝室にも物があふれているのですが、特に目を引くのが布団で、変色して茶色くなっています。

のむら先生曰く、布団やシーツは基本洗わないとか…。

ヤバイですっ!

 

他にもトイレの便座が1/4割れていたり、洗濯機代わりにバケツに衣類を浸けているなど、とても元とはいえ売れっ子漫画家の家とは思えません。

ゲーム大好き

そんなのむら先生は大のゲームが好きなようで、ベッドの足元にテレビとともにPS4とソフトが積まれています。

最高で一日どれくらい遊んだ事があるのかと聞かれて、「24時間のうち27時間くらいですかね」と答えていたのむら先生。

さすがギャグ漫画家ですが、今の生活を考えるとシャレになりません。

現在の収入

先生は漫画の印税が入ってきた時「これ一生いけるな」と思ったそうですが、現在の月収を聞かれると「ほとんど無収入に近い状態でしたけど」と答えられていました。

き、きびしいですね…。

 

年収はピークの時は6000万預金残高も2億円だった時期もあり、その頃は毎晩のように飲み歩いていたようです。

さらに不動産にも手を出していたようで、当時自宅とは別に7000万円のマンションを購入するも、バブルがはじけてあっという間に暴落し、2800万円で売却されたようです。

最近は大幅な下落は見受けられませんが、やはり不動産は恐いですね…。

のむら先生の借金

没落人生を歩んでいるのむら先生。

先生にはなんと借金があるといいます。

その金額なんと700万円近く!!

借り主には親戚も含まれているそうです。

そしてそのお金は仕事場の家賃や生活費に充てたようです。

その割にはPS4があったような…という細かいツッコミは置いておいて、次はのむら先生のあの疑惑に迫ります。

盗作(パクリ)疑惑

そう、盗作疑惑です。

盗作疑惑についてのむら先生は

「ハゲ丸でいい気になっちゃったじゃないですか、そしたら漫画ってボロいなって、思っちゃったんですよね」

「それで…気がつけばですよ、他の先生の漫画をパクっちゃたりしちゃったんですよ…気がつけばですよ」

そしてむら先生は、自分の事を

「(パクリ漫画家先生と)そう呼んでください」

「パクった方が楽ですからね」

とパクリを完全に認められました。

先生も認める盗作(パクリ)一覧

のむら先生がコロコロコミックから出した作品は全部で7つ。

『とどろけ!一番』『男トラゴロウ』『つるピカハゲ丸』『バーブー赤ちゃん』『ほっとけコシゾウ』『どすこいサイぼん』『あっぱれメガバカBOYS』です。

その中でパクったのもとは…。

 

・『とどろけ!一番』…中学受験をテーマにした漫画。途中から何故かボクシング漫画に…。

パクリ部分は『ゲームセンターあらし』の逆立ちでのゲーム勝負のシーン。

逆立ちでテストを書くという内容ですが、ゲームセンターあらしのコミックを参考にしながら逆立ちの絵を描いたのだとかw

完全な構図パクリです。

 

さらにボクシングのシーンでは、『リングにかけろ』から拝借。

パクった理由は「(内容が)面白いからですよ!」と力説。

しかし読者からのクレームの嵐により連載打ち切りとなります。

 

・『ほっとけコジゾウくん』…お地蔵さんが世の中を救う漫画。

第1話は結構良かったというこの漫画。しかしもっと良くしてやろうと当時人気だった『学級王ヤマザキ』のドタバタを入れたらダメになったそうです。

先輩の漫画をパクるだけでなく、ついに後輩の漫画まで手を出してしまいます。

 

・『あっぱれメガバカBoys』…お馬鹿な改造人間が平和を守る漫画。

「ぱくってるつもりはなくて、ただあれぇと思ったら…(パクってた)」という作品は『おぼっちゃまくん』

まずギャグを丸パクリ。

そして主人公の容姿も角があったりと共通点が多数あります。

 

実はおぼっちゃまくんの作者である小林よしのり先生とは喫茶店などでアドバイスをもらうぐらいプライベートで語り合う仲。

そんな小林先生からぱくってしまったのむら先生。

小林先生に謝りに行くことになりましたが果たして…。

小林よしのり先生からのアドバイス

パクリの事を正直に話すのむら先生でしたが小林先生はパクられていた事に気付いてなかったとの事。

パクった内容を見せると「全然洒落にもなってないじゃん」「これ、とさかあるとことかちゃま?ヘルメットにしたの?」と半分笑いながら指摘、ちゃま風のヘルメットに関しては「無意識でやってました」と改めて正式に謝罪。

そして漫画について小林さんから、

「いかに自分を越えるか。自分が生み出したキャラクターは自分よりも面白い。とにかく自分を越える。他の漫画を見たら出ないんじゃないかな」

金言:自分を超えた時名作が生まれる

という教訓をいただいていました。

江川達也先生からのアドバイス

ガレージにはベンツが2台並び、総工費6億円の豪邸に住む勝ち組漫画家の江川さん。

そんな江川さんからも、

「デビューする時には売れる漫画を描こうという感じがあって、売れている漫画を片っ端から読んで、どうして売れているのかという構造を分析する」

「売れている漫画に共通するものはなんだろう」

ちなみに売れている漫画に共通するものは

「読者が気持ちよくなるかどうか」

「やっぱりね、自分の体験が大事。オリジナルって自分の体験から出てくるんで」

「今までにあったものじゃなくて、無かったものを作ろうと思わないと」

「それはいままでこれダメだと言われていた事をあえてやる。たとえば昔手塚治虫先生がネーム(セリフ)の多い漫画は駄目だと書いた」

「それで、東京大学物語で非常に台詞の多い漫画にしてやったんですよ。でもそれを読みやすい工夫をしてそれをクリアすればいいわけで」

金言:ダメと言われたことをあえてやる。それが受け入れられるよう工夫する。

と温かい教訓を教えてもらっていました。

まとめ&感想

なんだかんだいっても「自分のキャラクターを愛している」というのむらさん。

自分の子どもみたいな感じで31年自分なりの考えで描いてきて、そしてこれからは自分を超えて残りの漫画家人生机に突っ伏してそういう気持ちで取り組みたいと語っていました。

 

先生にとって漫画とは?の質問に

「生きざま」と答えたのむらさん。

「無様の様をとって生き様」

とても深い言葉です。

 

60歳になってもあきらめずに、今でも漫画を書き続けるのむらさん。

その姿勢を見習いたいと思いました。

 

※そんなのむらさんは現在、自身のしくじり人生を題材にした『コロコロ創刊伝説』を連載しています。

興味のある方はチェックしてみられてもいいかもしれません!