朝霞市の未成年者(少女)誘拐、監禁事件を起こした寺内樺風被告の初公判が本日埼玉地裁で行われました。

 

黒いスーツに短い髪、黒いメガネを掛けていたという寺内被告。

非常礼儀正しい、頭がいいと思われるような受け答えをしていたといいます。

 

寺内被告は未成年者誘拐・監禁致傷・窃盗の罪に問われているのですが、この3つの罪に対して検察、弁護側は争う姿勢はみせていないと言います。

ただ、監禁していた期間については、わずか数週間はそういうこと(監禁)をしていたが、2年間に渡っては私はそういう認識(監禁)はありませんでした、と答えているといいます。

 

はたして寺内被告は一体どのような事を語ったのでしょうか?

ひとつひとつ見ていきたいと思います。

 

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寺内被告の動機

動機について寺内被告は、中高一貫のエリート校といわれる所に入っていたが、入ってみると自分が特に秀でているというところがなく、先どこに向かって行ったらいいのか悩んでいたといいます。

そんな矢先、寺内被告はいじめにあったといいます。

社会から疎外されているような気になった被告は、社会から疎外された人間はどのようになっていくのだろう、回りはどうなるのだろうと観察してみたくなったのが動機だといいます。

 

イマイチ納得できない動機ですが、犯罪をする人の心理はよくわからないものですね。

犯行時

当時中学一年生だった少女に声をかけた寺内被告。

少女の名前は表札と庭にあった植木鉢で確認したといいます。

自分の事を名前で呼ばれた少女はびっくりし、自分の知り合いなのかな、と思ってしまったのかもしれません。

そんな少女に寺内被告は、「両親が離婚する」などの話を持ちかけ、少女に断られると、車に乗りなさいと車に乗せます。

車に乗ると様相が一変、「今話したのは嘘だ。あなたの家には借金がある。実はあなたの臓器を売らないといけない事になった」などと脅したといいます。

そして少女にアイマスクをかけ、さらにイヤホンを付け、臓器売買に関係する内容を繰り返し流し続けたようです。

 

中学校1年生の女の子がこのような目にあったら、どれだけ怖かっただろうと想像すると非常に胸が痛みます…。

少女の2度の脱出

監禁から1ヵ月後、なんと少女は1回目の脱出をします。

この時はたまたま鍵が開いていたそうです。

部屋を出た少女は、近くの公園にいきます。

少女はその公園にいた子連れのお母さんに勇気を振り絞って「すいません、ちょっとお話よろしいですか?」と話かけたら、「忙しいので無理です」と答えられたと言います。

断られてしまった少女はオロオロして、青いランプが回る車なら警察の人が乗っているのではないかと思い近寄りますが、目があったけれどもその車もスッと行ってしまったといいます。

そのような不運が重なり、少女はいつも被告から言われていた「お前には帰る所がないんだ」という言葉が頭をよぎり、寺内被告の部屋に帰ってしまいます。

 

しかし、やはりこれではいけないと、意を決して2度目の脱出を試みます。

もう一度同じ公園に行った少女は、今度はおばあさんに声をかけます。

しかし「ちょっとよろしいですか?」と声をかけるも、「無理です」と言われてしまい、2度も断られた少女は絶望の淵に立たされ、また容疑者の部屋に戻って行きます。

 

当時少女には一台のパソコンが与えられていましたが、かなり厳しい閲覧制限がかけらており、自分の名前や事件、ニュースについては一切検索結果に出ないようになっていたそうです。

そのため少女は「私のことを探してくれている人はいなければ、誰も頼れないんだ」と思っていったといいます。

しかし2年ほどたって、寺内被告からこのパソコンを使っていいよと、ゲームをやらせてもらったといいます。

そのパソコンには閲覧制限がかかっていなかったため、自分の名前を検索すると、家族が自分のことを探してくれている事がわかり、何とか逃げ出し保護に至ったようです。

 

本当に保護されて良かったです。

 

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その他の新事実

・少女は寺内容疑者からだされた食べ物(リンゴジュース?)の中に黒いつぶつぶのようなものが入っていて、それを飲んだら次の日に頭やお腹が痛くなり、体調不良になったといいます。

その時少女はお昼に食べた冷凍のハンバーグがいけなかったのかと思い、今でも冷凍の物が口に出来ないそうです。

これについて寺内被告は、朝顔の種で幻覚症状を引き起こすドラッグを作成。

「ドラッグをジュースに混ぜて体調不良にさせた」と言っています。

 

・寺内被告が少女に声を掛けた時の様子を、ずっと携帯のカメラで動画録画をしていたようです。

 

・監禁していたマンションの鍵について、「かんぬき錠の強度は弱く、接着剤で簡易的に取り付けていた程度で簡単に外せるものでした」と答えている。

 

・寺内容疑者は車6台分、しめて12枚のナンバープレート窃盗していた。

さらにオービスや、Nシステムに引っかからない方法もパソコンの閲覧履歴にあった。

まとめ

弁護側は、寺内被告は統合失調症の可能性が高く、責任能力は著しく低いと考えると主張しています。

しかし隠蔽工作をしたり、自殺未遂などをしていることから、本人に悪いという自覚があったと思われます。

 

新たな事実が出てきた今回の公判。

このような犯罪が2度と起こらないように、今後も真実を追求していってほしいと思います。