10月9日(日)三重県鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリ決勝の観客数が7万2000人だったと主催者が発表した。

3連休の中日の晴れた日曜日にもかかわらず、台風の接近で大雨、大荒れとなった2014年と同じ入場者数で過去最低。

初日フリー走行、2日目の土曜日予選、日曜日の決勝、大会3日間の合計は14万5000人で、2014年の15万人を下回り、過去最低となった。

 

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ポイントは「晴れた日曜日」にもかかわらず、大雨だった2014年同じという事はもし今年、雨だった場合は更に減っていたという事で、日本でのF1ブームの頃からすると考えられないほど「F1の人気が低迷している」という事がわかります。

アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセルらの80年後半から90年代前半の盛り上がりを知っている人からすると今のF1は「つまらない」と思う方が大半だろう。

1994年のF1ブーム絶頂期に記録した35万7000人が過去最高と思う方が多いかも知れないが実は2006年が過去最高でフリー走行5万7000人、公式予選14万3000人、決勝16万1000人と3日間の動員数36万1000人が最高記録だ。(トヨタ、ホンダ、スーパー亜久里が参戦していた事もあるだろうが)

その2006年から10年が経ち、半分以下まで観客数が減ってしまったのが今のF1人気である。

全世界的にみても国別、地域差はあるが人気は下降線をたどり入場者数は減っている。

 

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F1の人気低迷の原因、ファンの意見まとめ

F1鈴鹿

日本においては少子化、若者の人口減少、車離れ、地上波での放送に加えBS放送すら無くなった、が理由にされがちだが、世界的に人気は低迷の傾向なのでこれらはあまり関係ないと思われる。

ネット上での意見を集約すると以下の意見が多い↓

 

・チケットが高すぎる

・マシン性能で勝負が決まる

・個性的なドライバー同士の戦いがない

・ドライバーに対して過保護過ぎ、安全を気にして規制が多すぎる

・わけがわからんレギュレーション規制だらけでマシン開発競争が出来ない。

・ドライバーの腕はあまり関係なくマシン性能だけで決まる。

・似たようなマシンばかりになり、あっと言うデザインが創れない

・シーズン最初のレースでその年の、序列が解り、最後までやらなくても結果がほぼ決まっている

・ハイブリットパワーユニット(エンジン)が掃除機のようなモーター音で酷い。

・エンジンがV6ターボに回生モーターなので昔のV8~V12の自然吸気エンジンと比較すると貧弱すぎてダサい)

・電子制御だらけでつまらない、ドライバーの腕でバトルが見たい。

・スポンサーマネーを持参のペイドライバーだらけ(お金を払って乗るのがおかしい)

・いかに速い車を創る時代からあえて性能を規制する時代になり「最速の追及」をしなくなった

etc

ブログ主も全ての意見に同意で、特に【「レギュレーション」のせいで一旦シーズンが始まると開発が自由にできない】【マシン性能だけで誰が乗っても速い】のでもう追いつけないという部分が昔のF1と大きく違うと思います。

なぜ人気が落ちてきているかファンは完全に解っているのに、主催者側が全く解っていないという珍事な状態が何年も続いていて

温かいファンが多いと言われる日本でこの人気低迷は、近い将来F1そのものが無くなってもおかしくないぐらいの危機だと言ってよいと思う。

ぜひF1には世界最速を常に追求するスリリングなスポーツに回帰してもらいたい。