『きゃりーぱみゅぱみゅ』や『Parfume』のプロデューサーとしても有名な中田タカヤスさん。

その独特の世界観に魅了されているファンの方も多いかと思われます。

 

しかし中田さんはあまりテレビなどに出演する事がなく、裏方にいることの方が多いようです。

 

そんな中田さんが10月23日の『関ジャム完全燃SHOW』に出演され、東京五輪の裏側やお金の使いみち、音楽感など、色々な裏話をされていたので、その内容をまとめつつ、その他の話題もチェックしてみたいと思います!

 

中々見ることができない中田さんの素顔とは!?

早速見ていきたいと思います!

 

スポンサードリンク

中田ヤスタカさんのあれこれ

中田さんは1980年生まれの36歳(2016年現在)で、出身地である石川県の石川県立金沢伏見高等学校を卒業。

その後東京スクールオブミュージック専門学校を卒業されます。

 

作曲は10歳の頃から始めており、当時習っていたピアノをラジカセに録音し、録ることの楽しさを知ったようです。

 

中田ヤスタカさんといえばきゃりーぱみゅぱみゅやParfumeの作詞作曲を手がけていますが、こしじまとしこさんがボーカルを務めているテクノユニット『CAPSULE』でも結成・活躍されています。

 

そして最近ではあの安倍首相がマリオに扮して話題となったリオ五輪の閉会式のセレモニー音楽も担当されていました。

 

それ以外にもドラマ(LIAR GAME)や映画(ポータブル空港)の音楽を担当。

 

スタジオジブリとのコラボも果たし、あの鈴木敏夫さんに、

「彼の音楽の最大の特徴は温故知新。過去の音楽をすごく勉強していてそれをアレンジして現在に生かす」

と評価されています。

 

さらに劇場版ONE PICE FILMZのテーマ曲も手がけており、ONE PICEの作者である尾田栄一郎さんからは、

「中田さんは中田タカヤスという音楽の世界を確立しており彼の音楽が僕は好きなのです」

との直筆コメントも届いていました。

 

周りからの評価もとても高いようです。

特に尾田先生とはプライベートでも交流があるようで、才能がある人同士、ジャンルが違えど話が合うのかもしれませんね~。

 

そして、あまり知られていないかもしれませんが、中田さんは北陸新幹線の金沢駅の発車メロディーも作られています。

(ちなみに発車メロディーの音源はこちらでダウンロードできるようですよ)

 

(金沢駅発着メロディーDLはこちら)

 

短いですが、とても耳に残る音楽です。

 

音楽プロデューサーとしての側面が強いですが、中田さんは

「僕はクラブミュージックを生み出すアーティストでありDJなんです」

と自身のことを語っています。

そう、中田さんは海外の有名DJからも高い評価を得ているのです。

あまり喋らない中田さんは普段はほとんど一人で作業しており、喋り方を忘れる時もあるといいます。

そんなおちゃめな中田さんがリオ五輪閉会式について語ってくれました!

リオ五輪閉会式の裏側

リオ五輪閉会式「トーキョーショー」の音楽を監修していたのが椎名林檎さんで、閉会式のセレモニーの演出・振り付けを担当していたのがPerfumeなどの振り付けを行っているMIKKOさんだったそうです。

椎名林檎さんはかつて中田さんとコラボした事もあるため、とても仕事がやりやすかったそうです。

とても豪華なメンバーが揃っていたんですね~。

 

ただ中田さんは大きなプロジェクトをやっているという実感があまりなかったといいます。

「スタジオで(音楽を)作ってこれができましたんでどうぞ、っていってお渡しして。そしたら閉会式の時も自分で中継をジーって見ていてあ、本当に流れたと思った」

と淡々と語られていましたw

中田さん曰く、(音楽が)使われはじめた瞬間に自分の物ではないという感覚になったようです。

クリエイティブな仕事をした事がないのでよくわかりませんが、もしかしたら中田さんにとっては音楽は自分の子どものような物なのかもしれませんね。

リオ五輪のギャラは?

ちょっと気になるのがやっぱりギャラですよね~。

あれだけ大きなプロジェクトなので結構な金額が動いたのではないかと思いますが・・・。

「僕、基本的に全部知らないんです。(仕事を)やった後に、お金が入ってきた時に、どれがどうだったかとかあんま見ないんで」

と、本人自身も分かってないようですw

 

一部週刊誌によると中田さんの年収は3000万円だとか。

もっともらっているような気がしますがこんなものなのでしょうか??

 

ただ、サラリーマンと比べると、はるかに高いお金をもらっているのは確かです。

お金があると、逆にお金にこだわらなくなるのかもしれませんね・・・。

うらやましいですっ!

お金の使いみちは?

そんな中田さんは一体どんなお金の使いみちをしているのでしょうか?

「スタジオを造るっていうのが一番お金が掛かったので」

と答えた中田さん。

プライベートでは通販で欲しいものを探したり、海外のキックスターターを利用したりしているようです。

(※キックスターターはアメリカの民間企業で、クリエイティブなプロジェクトに向けての資金調達を行っているサイトのようです)

派手なお金の使い方はされていないですが、キックスターターを利用するなど、使い方がかっこいいですね。

音楽感

繰り返すフレーズを少し変えるのは狙いか?との蔦谷好位置さん(音楽プロデューサー)の疑問について中田さんは

「そういう見方をしてくれるとうれしいですね」

と、同業者の方に自分の特徴を掴んでもらって嬉しい事を語り、

「僕の場合は同じものを色んな角度から見るみたいな」と、ひとつすごく好きなものを作り、メロディラインはあまり変えず、コード進行などで毎回違うように聴かせる、というスタイルのようです。

 

「シンプル過ぎるとドラマチックにならないんで」

そう答える中田さん。

曲のラストに向けて散りばめた音を一つに、そしてフレーズが成長していくような感じで作曲されているようです。

やはり狙ってフレーズを変えているようですね。

 

そして同じ機材を使っても他人と違う音が出る理由について聞かれると、

「僕も未だに使い方あんまり分かってないんですよ。だからソフトを作った人とか、パソコンの中に基本のソフトがあって、そこにさらに楽器のソフトとかを一杯足していくんですけど、作った人は多分僕の作業を見ると違ってるよってなると。自己流なんで全部。だから多分間違えてると思う」

と爆弾発言w

感覚が別段優れている証拠かもしれません。

 

また、作業が全て1人の理由について聞かれると、最初からずっと1人だったから、というシンプルな答えを返していました。

周りの評価は気になる?

周りの評価については「好みなんで。趣味があわなかったのかなと思う位ですね」との事。

あまり気にならないようです。

学生生活は?

ちなみに部活(スポーツ)は頑張った記憶はあまりないそうですw

とにかく学校が終わったら早く曲を作りたいと思い、毎日一曲は作っていたようです。

一曲の制作時間は?

気になる一曲の制作時間ですが、作詞作曲は早くて一日に何曲も作れるけれど、調整に時間が掛かるようです。

結婚や彼女は?

なお中田さんは現在結婚しておらず独身のようです。

彼女についてはきゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeのメンバー、鈴木亜美さんや椎名林檎さんなど、曲を提供した方々との噂はでていますが、どれも信憑性はありあせん。

そんな中田さんが酔うといつも結婚をせまる相手がなんと『小室哲哉』さんですw

小室さんも中田さんを高く評価しており、お互い音楽プロデューサーとして認めあっているようですね。

 

スポンサードリンク

その他の気になる発言

・音楽は聞いていてもつまらない

これは中田さんが、好きな音楽が決まる前に作曲をはじめてしまったので、こういう音楽を作るようになりたいという感覚がないようです。

他人のコンサートなどに行くと、3曲目ぐらいで家に帰って曲を作りたくなるそうです。

どうやら曲を聴いている内に「自分ならこう作る」という思いが湧いてくるようです。

さすがですね!

 

幼少の頃からピアノを習っていたようですが、本人が習いたいと言ったわけではないようです。

ピアノは嫌いではなかったのですがレッスンは嫌いだったようで、基本のフレーズ(バイエル)について「あのフレーズが好みじゃなかった」と言われていましたw

さらに演奏家については「下手でもいいんで、自分のものがいい」と答えられていました。

小学生の頃から根っからの作曲家なんですね~。

 

・「歌は曲を聴いてもらう手段」

曲だけよりも歌が入っている方が聴いてもらえる機会が多いため、曲に歌詞をつけているふしがあるようです。

音楽を聴いてもらうきっかけの一つとして歌だったり映画だったり、(ダンス入りの)ミュージックビデオがカッコいいと音楽もつられてカッコいいと思ってもらえる、等、どうすれば自分の音楽を聴いてもらえるかを考えられているようですね。

 

・主人公を決めることが多い

非常に女子力の高い歌詞を書く中田さん。

コツは架空の主人公を決める事のようです。

そしてその主人公が言いそうな事を空想で考えるそうです。

そのためか、歌詞は全然悩まないそうです。

ちなみに中田さんは歌詞に興味はなく、音としてしか聴いてないそうです。

 

(ちなみにきゃりーぱみゅぱみゅの「つけまつける」という歌は、きゃりーがトーク番組で大御所歌手に付けまつ毛をつけていた事から曲ができたようです。普通の人には発想ですねw)

 

・「曲は降りてこない」

曲は作ろうと思って作るものであって曲が降ってくる事はないそうです。

作業を始めるまでは遅いようですが、スピーカーから音を出せば仕事モードになるようです。

その感覚はゲームを遊ぶ感覚に近いようです。

ちなみに締切がないと楽しくて仕事がやめられないそうです。

本当に音楽が好きなんですね。

 

・「発明したい。必殺技を作りたい」

他の人が(自分の使っていた音で)ヒットチャートに入っても全然いいそうです。

心が広いですね~。

様々な裏側を話してくれた中田ヤスタカさん。

話を聞いていると根っからのクリエイターなんだなぁと実感しました。

これからも中田さんの音楽は要チェックですね!