日本人の食生活に欠かせないものといえば、やっぱり白いご飯ですよね!
でも、ご飯をおいしく炊くのは難しい・・・。
そんな悩みを解決してくれる方法が、9月29日放送の『解決!ナイナイアンサー』で紹介されていました。
このコーナーではハリセンボンの近藤春菜さん・箕輪はるかさんのお二人が、「お金はかけず、一手間かける」をコンセプトに、新しいぜい沢料理を紹介するというものです。
今回の放送では、いつものお米を炊飯器を使って外はしっかり、中はモチモチと柔らかい、という「逆アルデンテご飯」の炊き方を紹介されていました。
逆アルデンテとは、パスタを茹でた時などに、周りが柔らかく中に芯が残っている状態のアルデンテとは逆の、中はもっちり、外はシャキっとした状態の事です。
逆アルデンテご飯の炊き方を紹介してくれるたのは五つ星お米マイスターの西島豊造さんです。
西島さんは創業85年になる米店・スズノブの店主さんで、西島さんの卸したお米は、ミシュランガイドに掲載の『寿司㐂邑』や『天ぷら元吉』など、名店で使用されています。
そんな西島さんが教えてくれる、逆アルデンテの炊き方をまとめてみたいと思います!
逆アルデンテご飯の炊き方
表面はしっかりとした食感、一粒一粒がたっていて中は甘くモチモチという最高においしいという逆アルデンテ。
これは今までの皆さんのやり方ではできないと中島さんは断言します。
そんな逆アルデンテご飯の炊き方には6つの工程があります。
その1.ミネラルウォーターで10秒以内ですすぎ洗い
まずはじめに炊飯器にミネラルウォーターを入れ、その後米を投入し、10秒以内ですすぎ洗いをします。
最初にお米の表面についているホコリや汚れを水で落とすのですが、お米は最初に触れる水を吸収する性質があるため、使用するのはミネラルウォーター(軟水)がベストなんだそうです。
その際汚れが溶けた水をお米が吸わないように手早くすすぐのがポイントです!
そしてその後もう一度すすぎ洗いをします。
その2.水なしで研ぐ
お米を研ぐ時の手の形はボールを持つような感じに、泡立て器のように広げてチャカチャカするといいようです。
そして水なしの状態で20回研ぎます。
さらに2すすぎ、水無で10回研いで2回すすげばOKです。
お米を研ぐ時に水があると、水の抵抗で摩擦がおきず、均一に研げないそうです。
水なしですと米同士の摩擦でキレイに米ぬかがとれます。
アルデンテとは食感。形を残しながら研ぐのが逆アルデンテなのだといいます。
これで食感の全てが変わるそうです!
実は水が透明になるのは研ぎすぎなんだそうです。
その3.ミネラルウォーターをメモリ通り入れる
研いだ後炊飯ジャーに水を入れていきます
炊飯に使用する水はお米の味に大きく関わるため、ミネラルウォーターの使用がおすすめです。
その4.水を入れ、冷蔵庫で2時間冷やす
水をいれた後は冷蔵庫で2時間ほど冷やします。
なぜ冷やすのかというと、実はお米の甘みは炊飯器の加熱から沸騰するまでの間にでるのだそうです。
冷やした後に炊飯すると、沸騰までの時間が長くなるため、甘くみが増すのだとか。
さらに2時間浸けた事によって全てのお米が吸水100%になるのだといいます。
2時間吸水したお米は完全に芯がなくなり、モチモチ食感をつくるのです。
ここで炊飯ジャーのスイッチを入れます。
炊きあがりが楽しみですね!
番組内で出来上がった逆アルデンテご飯は一つ一つお米が立っていて、とても美味しそうでした。
そして炊き上がった後にも実はコツがあるのです。
その5.十字にほぐしボウルに入れる
まずは米粒をなるべく潰さないように十字にしゃもじを入れ、1/4ずつボウルに入れます。
1/4入れたらそのつど空気に触れさせるようにさらさらとほぐします。
ボウルに移すことによって、炊飯器の底に溜まっていた水分を飛ばし、ご飯の表面が空気に触れる事によってひ膜ができ、このひ膜が逆アルデンテのしっかりした食感になるのだそうです。
その6.乾いたふきんをかけ15分置く
最後に乾いたふきんに水分を吸収させながら冷まします。
実は人間の舌は、アツアツの状態だと甘みや食感を感じにくいんだそうです。
15分かけて適温とされる約65度までさげると、ご飯本来の美味しさ(粒感)を味わえるといいます。
温度が下がり、湯気は出ませんが、これこそが逆アルデンテご飯なのです!
逆アルデンテご飯のお味は?
この逆アルデンテご飯を試食したスタジオでは、
「ぬぅあおいしい!モチモチしてる」
「歯ごたえが違う」
「しっかり弾力がある」
「おかずがいらないくらい」
「お米の本気」
など、大絶賛でした。
ご飯がおいしいとその日一日いいハッピーな気持ちで過ごせますよね!
一手間かけるだけでおいしく炊ける逆アルデンタご飯。
みなさまも家試してみてはいかがでしょうか?