空を自由に飛びたいー
ドラえもんのタケコプターやドラゴンボールの筋斗雲、ラピュタの飛行石など、空を飛ぶ道具が出てくる創作物は今も昔も人気を集め続けている。
道具ではないがドラクエ3でラーミアの背中に乗って空を飛んだ瞬間は鳥肌が立った。
空を自由に飛ぶ事は人類の夢だろう。
1783年、モンゴルフィエ兄弟が紙の熱気球を成功させた事に始まり、18世紀末、ドイツのオットー・リリエンタールがハンググライダーを発明、1903年にライト兄弟が有人動力飛行に初成功し、人類の航空分野は一気に進化した。
そして2017年にはついに「超軽量動力機」ジェットパックが商用販売されるという。
(ジェットパック)
空を飛ぶ夢がまた一つ進歩したと言えるだろう。
しかし今回Googleの研究開発部門「X」が近々発表するという発明は、これらのものとちょっと一線を画すようだ。
GoogleによるProject Loon(プロジェクトルーン)とは
今現在世界で最も軽いとされる素材は、米大学の研究者グループによって開発され、あの有名な航空機メーカーのボーイング社が研究開発を進めている「マイクロラティス」という金属製素材だ。
この素材は99.9%が空気で、高い強度を持ちながらたんぽぽの綿毛よりも軽い。
しかしこれだけ軽いマイクロラティスでも落とせば地上に落ちる。
重力には逆らえないのだ。
ところがこの度Googleが開発した謎の素材はなんと「浮きたがる」のだという。
その素材は極めて丈夫で、重力に逆らう事が出来るというから驚きだ。
という事は、この素材で服やマントを作れば宙に浮く事が出来るのではないか?!
アンパンマンやパーマンを思い出し、胸が熱くなる。
もともと今回の謎の素材は、航空貨物のコストを下げるために空気より軽い貨物飛行船を作るというプロジェクトが元だったそうだ。
しかし研究開発費や試作に必要な資材に2億ドルほどかかるため中止を余儀なくされたという。
がっくりと肩を落としそうだが心配ご無用、まだ継続中のプロジェクトもある。
「Project Loon」もその一つなのだそうだ。
宙に浮きたがる素材で気球を作り、その気球で中継をするというインターネット接続プロジェクトだ。
すでにインドネシアの通信事業者との交渉も進んでおり、スリランカでの実験も今週中に行われるという。
Teller氏によれば「Project Loon」はGoogleが手掛ける中でも「おそらく最も突拍子もなく聞こえる」と語っている。
そして、「これ(Project Loon)はわれわれが上空、建築物、輸送などと関わる方法を変えるかもしれない」と自信をのぞかせていた。
これに対してネットでの反応は
・あれ、もう四月一日だっけ
・散らかしハゲの頭頂部の毛ってこれなんじゃね?
・「世紀の大発明ジンジャー()」よりすごいのか
※ジンジャーとはセグウェイの事。当時タイムマシンの登場か?と言われていたが蓋をあけてみると…。
・でもこういう夢のあることを研究できるって幸せだね日本は足かせが多すぎて厳しい
など、さまざまな思いがある様子。
だがこれを見てほしい。
信憑性はさだかではないが、もしかしたらもしかするかもしれない。
「Project Loon」が成功し、宙に浮きたがる素材が運用されるようになれば、アニメのような世界も夢ではないだろう。