夏になると毎日のように放送されていたオカルト番組。
子供の頃、ドキドキしながら見ていた事を憶えている。
オウム事件以降オカルト系の番組は数を減らしてきたものの、まだまだ特集が組まれる人気企画だ。
そんなオカルト関連を本格的に解説する人物がいるのをご存知だろうか?
オカルト研究科の山口敏太郎さんだ。
山口さんの専門は、妖怪・都市伝説・UMA(未確認生物)・怪談・心霊 スポット・UFO・日本史ミステリー・前世・格闘技・秘密結社・サンカ・忍び・幽霊・四次元・超能力・呪術となっており、ほぼ全てのオカルトを網羅している。
そんな山口さんが7月12日(火)のマツコの知らない世界に登場するという。
山口さんは以前もマツコの世界に出演し、UFOビジネスの実態を解説したり、未確認生物であるUMAが商売や町おこしになっている現状を伝えた。
そして今回も巷に溢れる心霊動画などを徹底検証するようだ。
そんな山口敏太郎さんとは、どういった人物なのだろう。
山口敏太郎さんとは
山口敏太郎さんは株式会社山口敏太郎タートルカンパニーの代表で主にオカルト関連の執筆をしている作家でもある。
大変多くの肩書を持ち、オカルトや超現象、UFOや超能力、はたまた秘密結社まで、多岐にわたって研究しているオールラウンドプレーヤーだ。
山口敏太郎(やまぐち びんたろう)という名はペンネームで、本名は狭間敏行(はざま としゆき)さんという。
1966年生まれの49歳だ。(同じ生まれ年には女優の斎藤由貴さんや漫画家の冨樫義博さんなどがいる)
徳島県徳島市の出身で、徳島県立城南高等学校を卒業。
その後神奈川大学の経済学科へ進み同大学を卒業する。
大学卒業後、日本通運へ入社。
仕事と並行しながら放送大学大学院を修了した。
1996年、学研ムーのミステリーコンテストで優秀賞を受賞。
その後も順調に賞を受賞し、専業作家へ転身。
現在も作家として活動中だ。
山口さんのオカルトに対するスタンス
山口さんはどちらかと言うと巷に溢れているオカルト話を「演出」「台本」だと明言している。
1回の映像使用料が30万円するというビッグフットには「拡大するとチャックが見える」と発言し、マツコさんを唖然とさせた過去もある。
山口さんはオカルトに対して、
皆さん、マジックはタネがあることを前提に観ていますよね? 芸人さんのお話はオーバーに脚色されていると思って聞きますよね? オカルト番組だってエンタメであり、台本のある楽しいプロレスなんです。
(中略)
本当に不思議なミステリーなんて、そんなに安易に見つかりませんよ。でも、それでいい。オカルトは、タネもシカケもある娯楽のひとつでいいんです。皆さんにも、やっとそう認められるようになってきました。
(引用元 http://3pun-qk.com/heard/1284.html)
と答えている。
そんな山口さんはオカルトを全く信じていないかをいうとそうではない。
オカルトの99%はタネを解明することができても、残りの1%は解明できないのだという。
そしてそれも含めてオカルトなのだそうだ。
オカルトのタネを科学的に証明しようとする山口さん。
その行為は案外、本物を見つけたい気持ちの裏返しなのかもしれない。