読売ジャイアンツの大田泰示外野手(26)、公文克彦投手(24)の二人と、日本ハムファイターズの吉川光夫投手(28)、石川慎吾外野手(23)の二人が「2対2」の交換トレードが成立と2日発表があった。大田は08年のドラフト1位、吉川は06年の高校生ドラフト1巡目で12年のMVP左腕でドラフト1位同士の大型トレードとなる。
各選手のプロフィール
巨人の2選手
△大田 泰示(おおた たいし)1990年6月9日生まれ、広島・三次市出身。現在26歳。今季年俸2100万円。
東海大相模高で通算65本塁打し、08年ドラフトで巨人、ソフトバンクの1位指名で巨人が交渉権獲得。松井秀樹の背番号55を継承し将来の4番候補として期待される。(14年から背番号は44へ変更)。巨人での8年間で通算225試合、打率2割2分9厘、9本塁打、40打点。188センチ、95キロ。右投げ右打ち。
※入団当時の背番号55から現在は44のように、期待はされるがあと一歩が続いている印象、移籍することで未完の大器が一皮むけるか注目である。
△公文 克彦(くもん かつひこ)1992年3月4日生まれ、高知県出身。現在24歳。今季年俸850万円。
高知高3年時、夏の甲子園で史上初の2日連続降雨ノーゲームを経験。再々試合で如水館(広島)に勝利。その後大阪ガスから12年ドラフト4位で巨人に入団。今年3月29日のイースタンリーグ巨人西武戦でファールボールが愛車メルセデスベンツを直撃という不運も。巨人での4年間で通算15登板で0勝0敗、防御率3・07。173センチ、78キロ。左投げ左打ち。
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日本ハムの2選手
▽吉川 光夫(よしかわ・みつお)1988年4月6日生まれ、福岡市東区出身。現在28歳。今季年俸は9500万円。
広島・広陵高から06年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。12年にMVP、ベストナイン、最優秀防御率を獲得。日本ハムでの10年間で通算162登板、48勝56敗3セーブ、防御率3・71。左投げ左打ち。
※今回のトレードされる4人の中で一番年棒が高く、今季も序盤から先発として登板、シーズン終盤には抑えでも登板し、プロ初セーブ。7勝6敗3セーブ、防御率4・19と実績は十分あり巨人の投手陣強化の思惑に合致。
▽石川 慎吾(いしかわ・しんご)1993年4月27日生まれ、大阪府出身。現在23歳。今季年俸1000万円。
東大阪大柏原高から11年ドラフト3位で日本ハムに入団。通算103試合、打率1割9分3厘、3本塁打、23打点。178センチ、76キロ。右投げ右打ち。
※高校通算55本本塁打で50メートル走は6秒1、遠投は105メートルも投げる俊足強肩の選手。日本ハムの5年間で目立った活躍は出来ていないものの巨人に行って化ける事が出来るか?
年棒での価値、将来性はどちらが得?
4選手の年齢合計は巨人50歳、日本ハム51歳でバランスが良いのですが、今季年棒では巨人2950万、日本ハム1億500万と不均衡になっています。それでも2対2のトレードが出来るという事は両球団の思惑、チームの展望が合致したという事でしょう。トレード後に花開いた選手はこれまでも多数いますので、4選手とも新天地で心機一転し、ますますの活躍を期待したいと思います。