顔認証と聞いて皆さんなにを思い浮かべるでしょうか?

国家機関や企業の機密事項を取り扱う部署や関係者のみの入室制限のセキュリティ対策の方法として普及してそうなイメージを持たれている方は多いと思います。

今回はそういった場所ではなく「一般の店舗」で顔パスで買い物できるようになるかもしれないという「顔認証」について紹介します。

 

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顔認証とは?

事前に登録された顔写真から本人、人物を特定、識別するシステムです。

顔認証の事例

・ユニバーサルスタジオジャパンの年間パスポート契約者の入場確認

・コンサート会場での本人確認

・山梨県甲州市でマイナンバーの管理

・海外では犯罪捜査にも活用

 

来年(2017年)から実験開始、数年以内の実用化を目指す

三井住友フィナンシャルグループが実用化を検討しており、来年2017年、平成29年から実験を開始、

実験結果によっては本格的な実用化を数年以内に行いたいと発表している。

 

顔パスで買い物、財布なしの手ぶらが可能

実際に利用するためにはシステムを導入しているデパート、百貨店、店舗にて顔登録を事前に行い、顔認証システムで顔を確認、事前に登録した支払い方法(口座振替やクレジットカード払い)で決済するように手続きが必要になってくるのだが、一度登録してしまえば

「財布なし」

「手ぶらで買い物」

が実現可能な世の中になってくる可能性が非常に高い段階まで来ているようです。

 

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顔認証の精度は?どこまで見破れる

最新の技術はどこまで進化しているか?NECの顔認証開発部門担当者によると、以下の様な精度。

・メガネやヒゲ、帽子やカツラ(ヅラ)、マスク着用は?

確実に認識できる。

・双子や親子、兄弟そっくりさんは?

ほぼ認識できる。

・整形手術、化粧、激太り、激ヤセ

顔写真登録時から劇的な変化があると厳しい。

・子どもが成長した場合

顔写真登録時か大幅に成長し、劇的な変化があると厳しい。

 

※小手先の変装程度では簡単に見破られるようで

通常の生活をしている限りは、ほぼ認証可能な段階に来ている印象を受けます。

なんと0.3秒で認識するそうです。

 

顔認証はどこで判断してる?ポイント

顔認証のポイント

・目鼻口周辺の「位置情報」、どういったバランスかを見る

 

・皮膚の濃淡情報、色黒、色白など

 

・骨格など

 

今後の改善点

・光の影響を受けやすく、屋外の場合は光の影響で認証が難しい場合がある。

明るい、暗いが一定ではないので電車などに顔認証で乗るのはまだまだ難しい。

 

ハウステンボスの変なホテルが導入済み

九州、福岡の近く,長崎県佐世保市のハウステンボス直営「変なホテル」では、ルームカードで部屋の出入りをする際に顔登録をしておくと

部屋の出入りが顔認証でできるシステムが導入されています。(チェックアウト時には消去されるそうです。)

今回の実験とは違いますが、「やってみたい」方は宿泊されると良いかも知れません。

 

 

顔認証の実験がうまくいき、ご請求などの問題がなければ本格的な実用化に更に進むでしょう。

導入される店舗が増えたら本当に財布がいらない時代が来るかもしれませんね。