28日からはじまる都議会。
先日都議会のドンといわれた内田茂氏に変わり、新しい東京都連幹事長に高島なおき氏(66)が内定しました。
『仏の高島』との異名をもつ高島氏とは一体どのような人物なのでしょうか?
また小池百合子都知事との関係は友好なのでしょうか?
さっそくチェックしていきたいと思います。
高島なおき氏ってどんな人?
1950年、足立区千住に生まれた高島さんは、高島製飴餡所の3代目です。
高島製飴餡所はあんこを製造している工場で、大手のお菓子メーカーにあんこを卸しているそうです。
獨協大学経済学部卒業を卒業後32歳の時に足立区議として当選し、区議を3期つとめます。
その後1997年に東京都議となり、現在は4期目となります。
足立区軟式野球連盟会長や、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事などを務めており、2015年の都議資産公開では2545万円で第6位となりました。
都議の資産は平均は1600万円程度なので、上位の方のようですね。
好きな食べ物はお好み焼きで、家族は妻、長女の3人家族のようです。
キャッチコピーは『全力で足立区を主張!』です。
生まれ育った足立区への愛を感じますね。
そんな高島氏、気になるのはやはり新都知事の小池百合子氏との関係です。
高島氏は小池氏をどのように思っているのでしょうか?
高島氏の発言を見ていきたいと思います。
高島なおき氏と小池百合子都知事との関係は?
「”仏の高島が頑張ればいいんだ”と、そういうお話をいただきましたので」と語る高島氏。
実は高島氏は、内田茂氏と親密な関係にあるのだといいます。
内田氏の政治活動40年を祝うパーティで、「神様と言っていいのは、わたくしは内田茂先生をおいて、他にないと思っております」と発言した関係者に盛大な拍手を送る高島氏は、今年の7月に小池都知事が内田氏に出馬の挨拶に行った時も、内田氏の横にしっかりと付いていました。
これは小池都知事と火花を散らすのでは?と思ってしまいますが…。
幹事長内定後の高島氏の発言は、とにかく『都民目線で』を繰り返しています。
これは小池都知事の『都民ファーストの視点から』という小池都知事の決め台詞と非常に似ています。
その事を聞かれた高島氏は、
「同じと思っていただいても結構です」
「対立構造なんて私どもは全く考えていません」
と対立構造などはないと強調されていました。
では内田氏との関係については、
「内田先生は尊敬する政治家の一人だと思っています」
「もちろん親しくさせていただいてますし、ご指導もいただいております」
「今の現段階では内田先生にサジェスチョン(提案)をもらうとか、向こうかお話があったとかってことは一切ございません」
と答えています。そして最後に、
「これからもしっかり仲良く知事とはやっていきます、心配ないです」
と笑顔を見せました。
これだけ聞くと東京都連幹事長内定後は内田氏からのコンタクトはないように思えますが、そもそも2人の関係はどのようなものだったのでしょうか?
高島なおき氏と内田茂氏の関係
高島氏と内田氏の関係は、その経歴を見れば明らかです。
2005年に内田氏が都連幹事長になると、翌年には高島氏は都議会自民党政調会長に就任。
以降も内田氏が2016年に辞任するまで都議会自民党幹事長、都議会議長そして都連幹事長とどんどん出世しています。
内田氏が高島氏をいかに信頼していたかわかりますね。
さらに猪瀬元都知事は高島氏に関してテレビの中で、
「高島さんは内田さんの第一子分。この人が幹事長になるということは、内田体制は変わらない」
と発言しています。
元都知事の発言なだけに、信憑性が高いと思われます。
そして自民党都議も、
「何かを決めるときは『内田さん、これでいいでしょうか?』って聞くだろう」
といっています。
このような声を聞くと都議会は何も変わらないように思えますが、一方で別の見方もあるようです。
仏の高島
本人も自称している『仏の高島』
このように言われるようになったのは、『言葉は乱暴だけど優しい』『やらなくてはいけない事は汚れ役でもかってでる』からなのだそうです。
一緒に仕事をしてきた青山佾元副知事は、
「ちゃんとあらゆる意見を聞いて決める政治家。内田さんのいいなりにはならないと思う」
と高島さんの事を言っています。
意見は見る人によって別れているようですね。
小池氏が掲げる改革(知事給与の半減、築地移転の延期、オリンピック予算問題)や、小池氏を応援した『都連の裏切り者』とされている若狭勝氏の処遇問題など。
これらの高島なおき氏の言動に注目です!