9月2日放送の爆報!THEフライデーで女優の音無美紀子(おとなしみきこ)さん(66)がうつ病になっていた、と放送されました。
音無さんは一体なぜうつ病になってしまったのでしょうか?
そして、そんな音無さんを救った夫、村井國男さんの一言とは…。
とても気になる内容だったので、番組の内容と感想を書いてみます!
音無美紀子さんとは?
音無美紀子さんは1949年、服飾業を営む六姉妹の四女として生まれます。
六人姉妹って凄いですね!
音無さんは美人なので、さぞかし華やかな姉妹だったと想像できます。
そんな音無さんは高校在学中に、幼なじみで俳優の地井武男さんのすすめで劇団にはいり、『これが青春だ』の最終回でテレビデビュー、そしてその後、『お登勢』や『おんな太閤記』など、数々のドラマに出演し、女優としての地位を築きます。
そんな中、俳優の村井國男さんと交際をはじめます。
音無さんは知らなかったそうですが、当時村井さんには妻がおり、「音無さんに手を出さないこと」を条件に2人を引き合わせた地井さんは村井さんに大変激怒し、一時絶縁状態にまでなったそうです。
しかし1975年に2人は結婚、一男一女をもうける事となります。
2人の子どもである村井麻由美さんと村井健太郎さんは、現在女優・俳優として活動されています。
芸能界のおしどり夫婦として知られている音無さんと村井さん。
そんな音無さんがうつ病にかかった原因はなんと乳がんだったのです!
音無さんの闘病記
音無さんに異変がおきたのは結婚から13年後の39歳の時。
ドラマの台本の読み合わせをしていた時の事、音無さんは急に台本の字が見えなくなったといいます。
自分の番が来たのは分かっているのに声を出す事もできず、汗も止まらずどうにもならなかったといいます。
これにより降板が決定し、この時からうつとの闘いがはじまったといいます。
子育ての真っ只中で30代で乳がんというと小林麻央さんを思い出しますが、やはり女性は乳がんになりやすいようですね…。
そして音無さんの症状は日に日に悪化します。
仕事を休み、家で過ごしていても今まで当たり前のようにこなしていた家事ができなくなります。
さらに家族との会話も上手くできなくなります。
そしてベッドから起き上がる事すら出来なくなってしまいます。
何も出来ない自分が苦しいと当時を振り返って語る音無さん。
大変な思いをされたようですね。
そんな音無さんがうつになった原因は乳がんでした。
うつになる少し前、乳がんを宣告され左胸を切除します。
乳房切除の手術から3ヵ月後、再発防止のため点滴で抗がん剤をいれたところ、音無さんの腕は通常の倍ぐらいにパンパンに膨れ上がり、紫色に腫れ上がります。
それは音無さんの血管に上手く針が刺さらず、抗がん剤が漏れだしたものでした。
30年ほど前の医療現場ではまれに起きる症状ということですが、恐いですよね…。
その腕を見た音無さんは『女優復帰出来ないかもしれない』と深く悩みます。
そしてこのうつが最悪な状況、自殺願望を生み出してしまいます。
果たしてどうなってしまうのでしょうか?
音無さんを救った夫・村井國男さんの言葉
限界を迎えた音無さんは夫である村井さんに「私もう生きたくない。死にたい」と思いを告げます。
すると村井さんは音無さんに、
「死んでもいいよ。でももう一年だけ生きてほしい」
と告げます。
「死んでもいいよ」で終わるかと思ってあせってしまいました…(汗
そしてその後、
「子ども達はまだ小さいから、1年くれれば僕が君から家事を教わって、育児ができるようになりたいんだ」
「1年?」
と聞く音無さんに
「うん、1年でいいよ。後は死んでくれていいから。1年間育児を楽しもう」
この村井さんの言葉を聞いて音無さんは
「私生きなきゃ!」
と思うようになったといいます。
うつ病患者にとっては例え死ぬという言葉であっても気持ちを否定するのは逆効果。
「死んでもいい」と一旦肯定することで気持ちを楽にする事もあるそうです。
(南青山メンタルクリニック院長談)
その後村井さんも家事に協力。
少しずつ元の生活を取り戻していったそうです。
「精一杯生きぬく」そう語る音無さんの表情はとても晴れやかでした。