4月14日の21時、大きな地震が起きた。
震度7を観測した熊本益城(ましき)町では建物の倒壊などもひどく、今もなお、救助活動が続けられている。
みんなが一致団結してがんばらないといけない時だがそんな中、民進党の公式ツイッターの内容がひどいと話題になっている。
始まりは一般のツイッター民の方が民進党に対して送ったツイートからだった。
以下民進党と一般の方々とのやり取りの一部です。
尚、民進党の部分は今は削除されているため、キャプを取ってくれている方々から引用させていただきました (引用 Twitter)
ツイッター民「東日本大震災時の自民党のような対応を望みます。」
民進党「それじゃあダメでしょうね。」
ツイッター民「何がだめなのでしょうか。東北大震災の時、野党だった自民は議員が個人で被災地に駆けつけ支援したり青森港すぐに開けて物資輸送船が行けるようにしたり裏ルートで米軍と話つけてたりしてましたが?民進党独自で出来ることないんですか? 」
民進党「未曾有の大災害の中、行政の手がゆき届かない中で、それは与野党なくどの党の議員もさまざまなチャンネルを駆使してやっていたことです。それを自分の党だけの手柄のように後から宣伝するようなことは慎まなければなりません。」
ツイッター民「…………ひどい。 なんでそんなこと、安易にツイートできるのでしょう? 災害対応には与野党なく政府を支え支援すべきですし、実際当時の自公は国会論戦や政局を置いておいて、休戦して、様々協力してたと思いますの。」
民進党「多くの議員が与野党なく災害対応に協力した中で、一部の自民党の有力議員が原発対応についてデマを流して政権の足を引っ張ったのも有名な話です。」
ツイッター民「はあ?お前ら元民主が自民より後になってから災害対策本部を設営したのを忘れてねえぞ?」
民進党「当時の政権が民主党政権だったことをお忘れですか?」
ツイッター民「はい?民主党政権だったくせに当時野党の自民の災害対策本部設置の方がはるかに速かった訳ですが、あなた達はその間に何をしてたんですか?コンビニで買い占めですか?ガソリンでプールを満たしてたんですか?それとも物資の転売横流しですか?」
ツイッター民「与党(自民)が素早く対策本部を立てて対応してる一方で民進党は与党disに申し訳程度のTwitterでの情報リツイートってなんのギャグかなって」
民進党「国民の命を守るための災害救援はまずは政府の役割であり責務です。自衛隊を派遣したり警察や消防を指揮する権限を持たない野党は、同じ事はできません。まず政府に適切な対応をお願いして、足りないところがあれば指摘、提案をします。 」
ツイッター民「これ民進党公式アカウントですよね。民進党は災害への一次対応とその情報配信にあたるよりも、与党への攻撃、場合によっては中傷情報の配信を優先されるのですか。そうですか。」
被災者の事よりも現政権批判を繰り返す公式アカウントに、ついに味方であるはずの民進党非公認マスコットの民主くんが口をひらいた。
ツイートするのを躊躇いましたが覚悟を決めて・・・
一般の方々の声は真摯に受け止めるべき
政府与党の皆様や民進党や野党各党の議員が必死に対応をしているときに足を引っ張るのことをしないでほしい
民進党公式Twitterのツイートで不快にさせてしまった皆様に深くお詫び申し上げます
— 民主くん@民進党非公認 (@minshu_kun) 2016年4月14日
ゆるキャラの民主くんにまで怒られた民進党公式アカウントはついにお詫び文を掲載した。
民進党「ご迷惑をおかけしました。」
民進党「担当者の私見の入った不適切なツィートを削除させていただきました。今後は公式な情報提供につとめてまいります。申し訳ありません。」
一応お詫びをするも、今までのやり取り(証拠)を削除。
おまけに意見を書き込んだツイッター民をブロックした。
これに対してネットでは「民進党が逃げた!」「ツイ消し恥ずかしい」などと大炎上。
キャプを取っていた有志によってさらに拡散される事となる。
思ったよりも事が大きくなってあせったのか、
本日未明、党公式ツイッターアカウントで党の見解ではない個人の見解を数度にわたり書き込んだ職員がおり、多くの皆さまに誤解を与え、また大変不快な思いをさせてしまいました。党として深くおわび申し上げます。当該職員には厳しく対処するとともに、今後このようなことのないよう努めてまいります。
— 民進党 (@MinshintoNews) 2016年4月15日
とお昼頃に釈明。
しかし問題の担当者が誰だったのか、そしてどう対処されるのか、などが全く書かれておらずみんなの納得できる答えは返ってきていない。
ところで民進党公式アカウント(個人の見解)の主張する3・11時の「自民党の対応が悪い」というのは本当なのだろうか?
当時の事を調べてみた。
3.11(東日本大震災)時の民主党(民進党)と自民党の動き
●震災後の民主党(民進党)の動き
・11日の14時46分、巨大地震発生
・15時14分、当時野党だった自民党から14分遅れで緊急災害対策本部を設置する。
・震災翌日に官直人首相がテレビカメラを引き連れ、ヘリに乗って被災地を視察。
(ただその時に表情を思いっきり作っていると指摘される。そして国のトップが現場を離れて誰が指揮するのだろうか?と疑問を持つ人が多数いた模様)
・6日間具体策を取らなかったため、震災から1週間たっても被災地に十分な食料や生活用品が届かない事態が発生する。
・自衛隊の派遣人数を「5万人にしろ」や「10万人の増員しろ」などと確認も取らずに発言し、現場を混乱させる。
・米軍が原発対策のためにポンプ車を用意し、協力を申し出てくれたがなぜか拒否。手が付けられない状況に。
・各業界に節電を呼び掛けるも民主党の支持母体には声をかけず。
・蓮舫行政刷新担当大臣が作業服の襟を立てるも、「こんな時までおしゃれにこだわるな」と批判を受ける。後にアニメ『銀魂』でネタにされるも、圧力が掛かり放送禁止に。
・14日、菊田真紀子外務政務官がインドネシアへ。会議後、買い物と五つ星ホテルでのエステを楽しむ。(本人のブログにて発覚)
・18日、枝野官房長官が福島第一原発半径20㎞を視察。「直ちに影響を与える値ではない」といいつつ防護服を着こんでいた。
「フルアーマー枝野」と名付けられる。
・突然自衛隊に救援物資の輸送を連絡もせずに丸投げ。基地に被災地の食料が届き、また現場を混乱させる。
・自分たちの手に負えなくなってきたのか、野党からの提案や要求をずっと無視していたにも関わらず、急に与野党協力を!と呼びかける。
・震災から13日経った24日、菅直人首相(当時)が、はじめて被災者生活支援特別対策本部を訪れる。滞在時間はわずか4分。
・4月14日、菅直人首相が風評被害を防ぐため、福島県産のいちごをほおばったが目が死んだ魚のような目だと揶揄される。
全国の民主党県連や支援団体からの要望を政府はまったく聞かなかったため、ついに民主党の議員が「自民党さん頑張ってください!僕らの分も政府に言ってやってください」と自民党の議員に言う。
まだまだ沢山あるが、ありすぎてとても書ききれないので、自民党の動きにいこう。
●震災後の自民党の動き
・11日の14時46分、巨大地震発生
・15時00分、当時の政府(民主党)より14分早く緊急災害対策本部を設置する。
・谷垣総裁が官首相と会談 復興支援のための特別措置法の制定を提案するも無視される。
・17日から党独自で被災地に送り続けた支援物資が140トンを超えたと発表。さらに24日には、福島県南相馬市などに水18トンを搬送する。
・23日の東日本大震災の復旧・復興のための「震災復興基本法」(仮称)を策定することを決定。
・24日、与党よりも早く麻生元首相が福島県相馬市の東北地方太平洋沖地震対策会議に出席 。現場の声を聞く。
・自民党の谷垣総裁風評被害を防ぐため、福島県産農産物の即売会でイチゴを食べる。その後4パック買って帰る。
こちらもまだまだ沢山あるが書ききれないのでぜひこちらのページを参考にしてほしい。
今回のツイッター騒動は災害時、いかに政府の動き(迅速さ)が大事なのかを再確認させられたのかもしれない。