昨年、福岡ソフトバンクホークスと3年12億円の大型契約で日本球界に復帰した松坂大輔投手(36歳)。

しかし、昨年のソフトバンクホークス入団後は1軍での登板はなく、肩の張りを訴え自主的な調整、2軍での調整登板など、1軍復帰とは程遠い状態が続き、表舞台から姿を消していました。

 

スポンサードリンク

今年のキャンプ中には不法侵入したファンに追いかけまわされる事件も発生、多くのファンがかつての輝きを取り戻してほしいと活躍を期待しています。

ですが、中々調子の上がってこないかつての「平成の怪物」に「給料ドロボー」といった辛辣な声も多く聞かれ、このまま引退してしまうのでは?と心配している方も多かったはず。

それだけ期待の裏返しともとれる「日本球界のかつてのエース」の復活が望まれていたのだが、なんと今季2016年最終戦、宮城県のココボスタ宮城スタジアムで開催される東北楽天ゴールデンイーグルスとの試合に中継ぎ登板する予定で、昨年の日本復帰後初めて1軍マウンドに立つことが決まりました。

 

工藤公康監督が明言「チャンスを与えたい」

9月30日、松坂は試合前の福岡ヤフオクドームを訪れ、工藤監督と会談。現状報告を受けた指揮官は1軍昇格を判断し、「仙台に連れて行く。状態が上がっているのは間違いない。チャンスを与えたい」とコメントした。

このコメントから、予告先発と言う訳ではないが、中継ぎ登板で1イニング~2イニングの登板の方向で出場予定で、ここまで今期1軍登板が無かった松坂の日本球界復帰後初の1軍でのマウンドとなる。

福岡ソフトバンクホークスは今季優勝争いで日本ハムファイターズに劇的な逆転を許し2位に甘んじ(平年なら楽々優勝できている成績なのだが)、二日の楽天戦は「消化試合」となっており、ペナントレースの順位には影響がない事も松坂の1軍復帰に追い風だったのかもしれない。高校野球の甲子園で負け試合濃厚のときに「甲子園の土を踏ませてあげたい」と代打で控え選手が次々に出場してくるような感覚がするが、ファンが期待しているのはかつての「平成の怪物」の復活だと思うので、松坂投手にはクライマックスシリーズ、来期につながるような圧巻のピッチングを見せてもらいたいものだ。

右手の違和感や腰の張りなどに苦しんでいたが、今年8月の3軍戦では復帰後最速147キロもマークし、復調してきた松坂投手、「給料泥棒」の汚名を返上し復活なるか?平成の怪物が遂に本領を発揮できるか注目の登板となる。

それにしても年棒換算すると1軍登板1試合で4億円稼ぐとはすごい話だ。

来期は先発ローテーション入りして監督、ファンを唸らせてほしいものです。