旅行といえば目的地に着くまで長距離移動をする事になると思うが、その移動手段といえば何を思い浮かべるだろう?

じゃらんの宿泊旅行調査によると、2012年度の国内観光における1次交通手段は飛行機が1826万人、新幹線や特急列車は2104万人、自家用車が4566万人となっている。

この数字を見るとやはり自家用車の強さが伺えるが、今回はその移動自体が旅の目的になってしまうという豪華クルーズトレインを紹介しよう。

 

豪華クルーズトレインといえば、現在JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」が運行しているが、JR東日本が運行を予定している「四季島」の運行計画がこの度発表された。

四季島は来年2017年5月1日に運行開始予定の豪華クルーズトレインだ。

電車のデザインは日本の工業・カーデザイナーの奥山清行さん。

奥山さんはイタリア人以外で初めてフェラーリのデザインした事でも有名で、新幹線E7系などもデザインしている。

四季島外観

四季島のコンセプトは

色濃く変わる四季の移ろいと、今までにない体験や発見を通じて、まだ知らないことがあったという幸福を実感していただきたい。

(中略)

日本の奥深さと出会い時どきの移ろいを愛でる。人生の今までにない体験と発見を、鉄道の旅で。

(引用 四季島公式HP)

四季島を通じて日本の奥深さや今までに無い体験をしてもらいたいようだ。

そして四季島の運行ルートも発表

1泊2日のコース(春~秋)が東京・上野駅~山梨、長野、福島・会津を周遊。

お値段は1人32万~45万円。

3泊4日のコース(春~秋)は上野駅~栃木・日光、北海道・函館を周遊。

お値段は1人75万~95万円。

2泊3日のコース(冬)上野駅~白石・松島、青森・弘前、鳴子温泉を周遊。(こちらの行程は変更される場合があります)

お値段は未定

我々一般人には少々お高い気がするが、客室は全てスイートルーム以上でシャワーやトイレも完備、他にも展望車やラウンジも備え、車内では豪華な料理も提供される。

こちらの列車は10両編成で先頭の1号車と最後尾の10号車が展望車となっており、2~4・8~9号車がスイート、5号車がラウンジ、6号車がダイニング、7号車が四季島スイート・デラックススイートとなっている。

そんな四季島の車内、一体どのようになっているのだろう。

 

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四季島の車内

ラウンジ

穏やかな雰囲気のラウンジは東日本各地の工芸品を調度品として配置されているという。

旅の始まりの第一歩として、これから始まる感動体験の入り口に相応しい創りになっている。

ダイニング

四季島では東日本各地の滋味を取り入れた料理を用意。

料理を監修するのは、日本人で初めてミシュラン一つ星を獲得したフランス料理人の中村勝宏さん。

中村さんは2008年の北海道洞爺湖サミットで総料理長を務めた実績もある。

また総料理長にホテルメトロポリタン丸の内のダイニングバー「TENQOO」の岩崎仁さんを迎え、料理にその腕を振るう。

「食べる喜びを伝えたい」がモットーの岩崎さん。

車窓から見える景色を眺めつつ、一流シェフの作った料理を味わえる最高のシチュエーションだ。

スイートルーム・デラックススイートルーム

四季島1

四季島の客室はスイートルームが15室、デラックススイートルームが2室ある。

デラックススイートにはメゾネットタイプとフラットタイプがあり、

和のエッセンスを取り入れつつ、最新の設備でお客様を迎え入れる。

全室シャワー・トイレが完備されており、部屋のグレードによっては暖炉や檜の浴槽などが付く。

バリアフリーの部屋もしっかり用意されている。

展望車

列車の先頭と最後尾に配置された展望車。

大きな窓ガラスを全面に配置し、森林田園海辺などの変わりゆく景色を車内から眺める事ができるまさに特等席だ。

 

列車内だけでも飽きなさそうだが、四季島では途中下車しての観光ツアーも実施されるとの事。

こちらの豪華寝台列車四季島は5月10日~6月30日の18:00までの間、乗車の申し込み受け付けをする。

詳しくは四季島のHPで!

(四季島公式HP)

尚、希望者が定員を上回った場合は抽選となる。

 

皆さんもぜひ一度、この四季島を体験してみてはいかがだろうか。