昨年までロータスに所属していたベネズエラ人ドライバー、パストール・マルドナードが、2017年のF1復帰を目指し複数のチームと交渉しているという報道がありました。

マルドナードといえばネットでは師匠と呼ばれ大変人気のあるドライバーの一人で、昨年のロータス買収騒ぎからルノーにチームが変わった際にシートを喪失したときには「あれ?」と驚いたファンも多かったはず。

 

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2011年にウィリアムズでF1デビュー

超低迷期のウイリアムズでしたが、2012年のスペイングランプリではポールポジションを獲得、アロンソを押さえつつ初優勝も達成している。

このときの師匠とウイリアムズは普段では考えられないほど速く、「なぜ優勝したのかわからない」と当時思った人も多かったと思います。

しかし、結果をしっかり出したことで評価はうなぎのぼりで、躍進が続くものと思われましたが、次戦からはいつものウイリアムズにもどり入賞すら出来ないのが続きます。

それでも2012年は初優勝もあり、「ペイドライバー」ではない、一発の速さを持ったドライバーとして見られる部分がありましたが、他車との接触が多く「他車に良く突っ込むミサイル」と評するファンも多くなっていきました。

2014年にロータスへ移籍したときにはもう一人のミサイル、ロマン・グロージャンとコンビを組むことになり「ダブルミサイル」と揶揄されるようになりましたが、開幕してすぐにグロージャンはミサイルを卒業、上手いドライバーの仲間入りを果たすので「単発ミサイル」として孤軍奮闘します。そして最終戦アブダビグランプリでは自身のマシン、パワーユニットから火を噴き、コース上で燃え尽きます。車から火が出たというのにピットクルー全員が大爆笑という前代未聞の出来事でしたが、「師匠だから」笑えるエピソードでした。

2015年はメルセデスパワーユニットに変わったにもかかわらずリタイア数が自身最高の9回に達するなど「荒い走りで評価を落とした1年」となりました。

2016年はルノーにそのまま残留すると見られていましたが、スポンサー資金が払われないとトラブルに巻き込まれ「あまり惜しまれず」シートを喪失します。

 

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いくつかのチームと話をしているし、僕はかなり楽観的だよ

2017年のF1暫定エントリーリストでは、現時点でシートが空席となっているのは、

・メルセデスAMGにひとつ

・ザウバーにひとつ

・マノーのふたつ

となっており、この全てに声はかけていると思われます。

それ以外のチームも含めてドライバーがシャッフルされる可能性もあるので、師匠がもし復帰できるとしたらどこのチームなのか?大変気になりますね~。

コロンビアのトカンシパ・サーキットで行われたイベントに姿を見せた師匠は

「いくつかのチームと話をしているし、僕はかなり楽観的だよ」

「残念ながら、ある状況によって僕はF1からはじき出されてしまったし、ご存じのように、正攻法でまたそこへ戻るのは決して簡単なことじゃないよ」

「最初はF1に出られなくなったことを受け入れるのはつらかった。だけど、ルノーのパフォーマンスを見てからは、また元気を取り戻せたと言えるだろうね。今、僕はまたいくつかのチームと話し合いをしているし、オーストラリア(2017年開幕戦)でグリッドに立てることを期待しているよ」

「もちろん、ほかのカテゴリーへ行くことも除外はしていないよ。だけど、目指しているのはF1なんだ」

(引用:ヤフー、TOPニュース)

とかたり、潤沢なスポンサー資金にもう問題は無いという姿勢が垣間見えます。

ロズベルグショックにより、近年で一番熱いストーブリーグとなった2016年。

2017年の開幕戦のグリッドに師匠が着いているのか注目ですね!!