テニス男子年間ランキングトップ8名で争われるツアー最終戦「ATPワールドツアー・ファイナルズ」。

予選ラウンドロビン第4日目が日本時間16日、英国・ロンドンで行われた。世界ランキング5位の錦織圭が世界ランク1位のアンディ・マリー(英国)と対戦、ファイナルセットまでもつれこむ大激戦で惜敗、予選ラウンド1勝1敗となり決勝トーナメント進出をかけてマリン・チリッチとの3試合目に臨むことになった。

第1セット 錦織7―6(タイブレーク11-9)マレー

 

第2セット 錦織4―6マレー

 

第3セット 錦織4―6マレー

 

セットカウント1-2でマリーの勝利となった。

 

錦織とマリーの対戦成績は2勝8敗となり、錦織がマリーに大きく負け越しているが今季3試合目の対戦で、9月の全米オープン準々決勝は、フルセットの末に錦織が勝利。8月のリオデジャネイロ五輪決勝を進出をかけた準決勝ではマリーが快勝。そして今季3試合目の最終戦の予選ではマリーが勝利を収めた。

マリーはホーム(自国開催)ということもあり、声援が錦織よりも多かったが、ポイントは第2セットの第1ゲーム錦織のサービスをマレーがいきなりブレークしたところからマリーが徐々に世界ランク1位の強さを見せ始め、錦織も食らい付き付いていくが最初のブレークが痛く、第2セットを取られたところが一つ。もう一つのポイントがファイナルセット第3ゲームの錦織のサービスゲームをマリーがブレークしたところが最大のポイントだったでしょう。

 

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ファイナルセット第3ゲーム

2個のダブルフォルトで2ポイントが痛かったのですがその後建て直し、ジュースのところでマリーのショットがネットにあたり、ボレーで余裕のポイントが取れそうだった錦織が空振りしてマリーにアドヴァンテージを握られると、今度は錦織のショットが決まりそうなタイミングでネットに弾かれアウトに。このブレーク後次の錦織のサービスもブレークされるなど一気にマリーに試合が傾いた瞬間のゲームでした。その後1-5の状態からサービスをしっかりキープし2-5、そしてサービスフォーマッチのマリーのサービスゲームをブレークし3-5にし、サービスゲームをキープで4-5までいくが、最後はマリーのサービスキープで4―6でファイナルセットを取られ、逆転負けとなった。

錦織はファイナルセットまでもつれこんだ試合の勝率が非常に高い(80~90%)のだが今回は惜敗となりました。