舛添要一都知事の妻であり、ファミリー企業である「舛添政治経済研究所」代表の舛添雅美さんがMr.サンデーの取材にブチ切れたという。
一体何があったのだろうか?
その時の動画はコチラだ。
動画の内容はこうだ。
舛添要一都知事会見当日の朝、舛添要一氏の事務所兼自宅から妻の雅美さんが姿を見せる。
雅美さんは舛添都知事のファミリー企業である「舛添政治経済研究所」の代表を務めている。
そんな舛添都知事の妻に、どうしても聞かなくてはならない事があるという。
それは舛添氏から奥さんの会社に家賃として政治資金が流れているのではないかという疑惑についてだ。
Mrサンデーのディレクターの女性が、「すみません(事務所費の)家賃収入の件…」と声を発した瞬間、
「いくらなんでも失礼です!」
と、質問が終わる前にヒステリックな声が返ってきた。
怒ったようにそのまま家の外付けの階段を昇る雅子さん。
しかしディレクターの女性は食い下がる。
「家賃収入の件でお伺いしたいんですけども」
ともう一度訊ねると、
「間違った事は一つもございません!」
「きちんと取材してからいらしてください!」
と声を荒げた。
ここで動画は終わる。
連日の舛添氏に対する追及等で疲れ切っているのかもしれないがここで叫んでも疑惑は払拭されない。
そして微妙に質問の答えを言わないところが先の舛添氏の会見と被る。
舛添氏の妻である雅美さんが関わっていると思われる疑惑について考えてみよう。
舛添氏の妻、雅美さんの疑惑
雅美さんに関連する疑惑は3つだ。
・出張会議がただの家族旅行だったのではないかという疑惑
グローバルネットワーク研究会の収支報告書に記載された千葉県木更津市の三日月ホテルで会議をしていたという事務所関係者が実は奥さんではないかという疑惑だ。
会見の時の記者の「会議していた事務所関係者に奥さんは含まれますか?」との質問に
「嫁は家族です」
と謎の言葉を述べた舛添氏。
含まれていたのならそう答えるべきであり、含まれていなければ否定すればいいだけだ。
質問の答えをはぐらかしたのではないかと思われても仕方がないのかもしれない。
もし会議をした事実がなかったり、会議をしたという事務所関係者が奥さんだけだったならただの家族旅行ととられても仕方なく、その場合政治資金規正法の虚偽記載の可能性がでてくるという。
・ヤフオク美術品転売疑惑
そしてもう一つ。
ymasuzoeのIDでヤフオクで落札された美術品を、舛添氏の奥さんの会社が転売しているのではないかという疑惑だ。
雅美さんの会社の登記簿の中に「美術品販売」と記されているため起こった疑惑だ。
政治資金で購入した美術品がもし雅美さんの会社で転売されていたら刑事事件の可能性もでてくるだろう。
・奥さんが代表を務めるファミリー企業に家賃代として政治資金を流用した疑惑
今回の動画の質問内容だ。
舛添氏の政治団体が舛添氏の自宅に事務所をおく雅美さんの会社に家賃として3年間で1600万円支払われており、これが政治資金の流用にあたるのではないかという疑惑だ。
尚、こちらについては他のマスコミの質問に答えている。
困ります。私は会社のほうはしてますけど、政治関係はノータッチなので」
――その会社(研究所)に政「治資金から毎月44万円が入っているが?
「政治資金? ああ、家賃のことね。皆さん勘違いしていると思うのですが、家賃を払わないと”闇献金”になってしまうのです」
たしかに、たとえば後援者などが無料で事務所を貸していたら「利益供与」にあたるケースはある。本誌は2年前、雅美さんを密着取材しているが、そのときには、研究所で4~5名のスタッフが慌ただしく働いていた。事務所としての実態はあった。
――44万円は相場より高いのでは?
「地下室もあるし、駐車場(代)も入っていることを、ご存じなくおっしゃっているのだと思います。会計事務所や税理士の方と相談して、きちんとした金額にしています。法的にも間違いのないものと思っています」
――悪いことという認識はない?
「はい。もちろんです。これで少しでも(疑惑が)クリアになれば」
名家のお嬢様だったという雅美さん。
夫の舛添氏は今、第三者に調査を依頼中だ。
その第三者がどのような調査結果を出してくるのかは分からないが奥さんを含め、この舛添問題はまだまだ続きそうだ。