7月8日(金)、突如都知事選出馬に関しての会見を開いた俳優の石田純一さん(62)
市民団体に推されてのその会見で 野党4党(民進・共産・社民・生活)の統一候補になれるならば出馬したいとの意向を示した。
正式な出馬表明ではなく、条件が整えば出馬するかもしれないという石田さん。
しかしこの石田さんの会見に、各方面から“失笑”がもれているというのだ。
そこで今回は石田純一さんの会見に対する周りの反応と、石田純一さんの会見内容についてまとめてみようと思う。
石田純一の都知事選立候補に対しての反応
・和田アキ子さん「何なの?」
「新聞見てびっくりしました。どうしちゃったんでしょうね。全然、噂にも聞いてなかった」
「石田君と最近会ってないからあれだけど、何を考えてんのかもう少しはっきり言ってほしいね。何なの?っていう。(会見では)何も感じなかった。何なの? という人が都知事になったらあかんと思うんやけど」
・元東京都知事 猪瀬直樹さん「撹乱要因」
「石田純一氏の登場、そもそも撹乱要因として誰が企てたのか。仕掛けの因果関係は辿っても行きつけないが、誰が得して誰が損するのか、考えてみる必要はあります」
・評論家 石平太郎氏「厚かましい」
「石田純一さんは『野党の統一候補であるならば』との条件付きで都知事選の出馬意向を示した。誰から頼まれることもなく自分が勝手に『出馬する』と言い出したのに、よくもそんな厚かましい条件をつけることが出来る。今の日本で『平和』とか『反戦』とかを熱心に語る人は、恥知らずが多すぎるのである」
・堀江貴文さん「チャレンジするのはいい」
「石田さん、ずっと前から政治に意欲がありましたからねぇ。ただ主義主張はちょっと私とは相容れない部分も多いのですがチャレンジするのはいいと思います」
・茂木健一郎さん「立派な方だと思います」
石田純一さんは、結果として都知事に出られるかどうかわかりませんが、国際的な水準での「リベラル」の感覚を持った、立派な方だと思います。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) July 7, 2016
・民進党 岡田克也代表「素晴らしい方」
「素晴らしい方だと思う」
他にもフジテレビ系列の『直撃ライブグッティ』で安藤優子アナが原稿を読んでいる最中に吹き出してしまったりなど、会見の評判は一部を除いて散々のようだ。
野党統一候補の可能性は?
では石田さんには野党統一候補の可能性はあるのだろうか?
・早稲田大学中退。
・90年代後半にニュースキャスターを務める。
・父は元NHKのアナウンサー。
このような経歴を持つ石田さんだが、結論からいうとほぼありえないと思われる。
民進党の都連会長は「実務経験が必要」と、推薦することに否定的だ。
さらに石田さんの所属事務所は「出馬は物理的に不可能」と発表している。
ではなぜあのような会見を開いたのかというと、今の政治に対し一石を投じたかったのではないからかと思われる。
実は石田さんは2015年にSEALDs(シールズ)と呼ばれる安全保障関連法案や憲法改正に反対する学生団体のデモに参加し、「戦争は文化ではありません」と発言した事があるのだ。
シールズは共産党と関係があるとの噂もあるので、「今回の野党4党統一候補なら」と石田さんが意欲を示したのも納得かもしれない。
石田氏は会見で憲法改正反対や原発・安保理の反対、子育て支援などについて訴えていた。
しかし子育て支援以外の問題は国政の問題になってしまうので、もしかしたら間近にせまった参院選の方を意識しての会見だった可能性も否めない。
妻である東尾理子さんの反応は?
今年3月に第二子である女児を出産したばかりの東尾理子さんは今回の会見について、
大変お騒がせしており、申し訳ございません。主人が日頃から熱い気持ちをもっている事は分かっておりましたが、この度は本当に驚きました。正直、家族での話し合いはまだ出来ておりません。日頃から妻として夫を支えたい気持ちでおりますが、今回、私個人としましては、出馬しない事を願っております。
と自身のブログで語っている。
東尾さんは結婚する時の条件も「政治はやめて」と言っていただけに、今回の騒動には頭を抱えているかもしれない。
色々な候補者が並ぶ都知事選。
次こそはちゃんとした人が選ばれてほしいと思う。