現在最強の海上艦船といえば海上自衛隊「あたご」のようなイージス艦(アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦)だったのですが、その性能をはるかに凌駕する目的で設計されたアメリカ海軍(US NAVY)の最新鋭駆逐艦ズムウォルトをごぞんじだろうか?
満載排水量、1万6000トン。米軍イージス巡洋艦「タイコンデロガ級」の約1万トンを大幅に上回り日露戦争「日本海海戦」での帝国海軍旗艦、戦艦「三笠」と同じくらいの大きさですので戦艦と言ってよい程の巨体です。
色んな意味で凄い駆逐艦を今回は紹介します。
まずはズムウォルトの画像を見て見ましょう。
(引用:画像は全てアメリカ海軍ホームページ)※クリックで大きい画像見れます。
↑船に見えた人いますか?ブログ主は最初、船に見えませんでした。
海沿いの建物に見えた方もいるのではないでしょうか?
もうちょっとわかりやすい写真を見て見ましょう。
↑ズムウォルト進水時の画像。赤い所が海の中に隠れているんですね。水中の先端がほんのり丸い(バルバスバウ?)ような形状をしているので水の抵抗を受けにくく巡航速度も速そうです。
この写真をみると潜水艦の様なイメージを思い浮かべましたが、潜水艦ではありません。
↑これが一番船らしく見える写真ですかね。物凄く平面的でカクカクした初期のポリゴンのようなシルエットです。近未来的デザインですが3Dゲームに登場したらポリゴンが少なくてよさそうですね。
↑宇宙戦艦ヤマトみたいなアングルの写真でみると船体が上下逆様で転覆しているように見えてくるのはブログ主だけでしょうか?
↑正面俯瞰視点の画像。確かに形がステルス性を高めていることが解ります。通常の艦船はレーダーが当たると下向きに反射、海面で乱反射して発見されやすいのですがズムウォルトは上向きの空へ反射して探知されにくい形状になっています。
↑最新鋭のUSSズムウォルトですが、後ろから見ると船のイメージよりは「海上のピラミッド?」「沿岸の釣り堀施設?」の様に別のモノにブログ主は見えてしまいます。皆さんは何に見えますか?
↑2016年9月7日、バース鉄工造船所から新しい母港のあるサンディエゴに向けて出発するズムウォルトを見守る沢山の見物人。
↑2016年9月12日、海軍補給地ニューポートを出発するズムウォルト。橋と一緒に写っているとやっぱり船に見えますが、初めてこの写真を見たら建物に見えてしまうかも?
目玉装備レールガンも今後搭載か?
従来の火薬式大砲の射程は20から30kmの為、敵に近づかないといけない(その分リスクが増える)が、電気の力で弾を発射するレールガンは射程が200kmに達するとも言われているそうで、敵から十分に離れた安全な海域から、大量の火力を安価に発射することができる未来の兵器です。
将来レールガンを搭載できるような拡張性を持たせてあるそうで、実用化にむけて研究や実験が行われているようです。
今までにない形をしたズムウォルト級の艦船は当初32隻配備予定だったそうですが「コストがかかりすぎ」て3隻しか製造されないそうです。なかなかかっこいい(面白い?)斬新な船ですが3隻で1兆2000億円以上!!もお金がかかる高額な船の為、足りない分は現状のイージス艦の改良版を配備していくそう。
↑港に停泊しているとやっぱり船だ!
USSズムウォルトの記事を書くにあたり、何度も写真を見ていると慣れて来たのか、船にしか見えなくなってきました。
今後実戦配備され、日本にもし立ち寄る事があったら見に行かれる方も多いでしょうね。