28日の午後6時前、北海道南部の七飯町の山林(駒ヶ岳)で山菜取りをしていた家族から、一緒に来ていた長男の田野岡大和君(7)が行方不明になったという通報が警察に入った。
しかし父親の話から山菜取りに来ていたというのは嘘で、家族4人で近所の公園(大沼公園?)に遊びに来ていのたが、大和君が人や車に小石を投げたため、しつけと称して駒ヶ岳のふもとに置き去りにした事が判明した。
今もなお懸命な捜索が続けられているが、現在も大和君は見つかっていない。
それにしてもいくらしつけのためとはいえまだ7歳の子を山に置き去りにするのにはちょっとびっくりだ。
そして大和くんが置き去りにされた山林(駒ヶ岳)が意外にひどい。
これが大和君が置き去りにされた山林だ。
まるで原生林のようにうっそうと茂る木々と所々に見えるくぼみが怖い。
いくらふもとといえど、大人でも置き去りにされると厳しいかもしれない。
そんな駒ヶ岳とは一体どのような山なのか。
北海道駒ヶ岳(ほっかいどうこまがたけ)
北海道駒ヶ岳は、北海道森町と鹿部町、七飯町にまたがっている活火山だ。
標高は1.131mとそんなに高い山ではないが、山のふもとには大沼小沼などの湖沼や湿地などが広がっている。
七飯町大沼方面からみると横に長くなだらかになっており、先駆性樹種であるカラマツやエゾマツなどが繁茂している。
高さは10m以下の木が多いのだが、延々と続く原生林はまるで樹海のようだ。
一歩でも足を踏み入れたら抜け出せないかもしれない…そんな錯覚を起こしそうになる。
しかもこの駒ヶ岳にはヒグマが出没するのだ。
七飯町大沼でもヒグマが出没し、殺処分されたりしている。
今は暖かくなってきたといえど、北海道の方はまだまだ朝晩冷え込む。
特に山の方は7℃~8℃ぐらいのようだ。(冷蔵庫ぐらいの温度)
こちらの動画は北海道駒ヶ岳を登った方の映像だ。
大和君の降ろされた場所と同じかどうかは分からないが、雰囲気はつかめるだろう。
動画をみると、大人の男の人でもきつそうに見える。
活火山なので標識も立てられているが、心細い時に見るとより一層怖く感じる。
山頂までの道はあるが、当たり前だが舗装されておらず、大小の石や岩がゴロゴロ転がっている。
こんなところに迷い込んだら子供一人じゃ中々抜け出せないかもしれない。
大和君は食料や携帯電話も持っておらず、時間が過ぎれば過ぎるほど、その安否が危なくなる。
一刻も早く見つかって、暖かい場所で温かい食事を食べてほしいと願う。
追記:6月3日朝、北海道の鹿部町で幼い男の子が見つかったようです。(身元確認中)
服装などから保護されたのは大和君とみて確認を急いでいる。
男の子は比較的元気だという事です。
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