NHK放送文化研究所による「好きな女性タレント」に3年連続1位に選ばれた事がある久本雅美さん(57)
女芸人は長続きしにくいといわれている芸能界で30年以上第一線で活躍している超売れっ子の女性芸人だ。
その活動はお笑いから化粧品のCMまで幅広く、司会などもこなしている。
何でもソツなくこなす久本さんには、本当に関心する。
そんな久本さんの私生活はずっと謎に包まれていた。
気になる久本さんの私生活を5月9日放送の「1分間の深イイ話」(日本テレビ)が密着、謎のベールに包まれたその暮らしぶりに迫った。
久本雅美さんの暮らす高級マンション
芸歴35年を迎える久本さん。
そんな久本さんを密着取材するのは10年来のスタッフさんだという。
早速久本さんの都内の自宅へ。
部屋に入ると一人暮らしには似つかない白くて大きなL字型のソファーがある。
そしてそのソファーの上には、パイナップルの形やハートの形をした可愛らしいクッションが10個ほど並べられていた。
意外な感じがするが、似合っているといえば似合っているような気がする。
そこへ少し怖い顔をした女の子の人形を抱えてやってきた久本さん。
「ポップな感じの部屋にしているので」と部屋の中を紹介。
だが、沢山並んでいるレトロな雰囲気のおしゃれな写真立てには、写真は一枚も入っていない…。
そして話しは洋服へ。
「ボーダー着る女はモテないという都市伝説みたいなものがあるけども、全然ボーダー好きですね」
と、もちろん今回来ている服もボーダーだがそれ以外にも持っているボーダーの数はなんと100着以上!
都市伝説もあながち嘘ではない事を証明してしまう。
57歳、未だ独身の久本さん、そんな久本さんの恋愛事情はどんなだったのだろう?
久本雅美の恋愛歴
若い頃はとても綺麗だった久本さん。
一体何故結婚しなかったのかの問いに久本さんは
「女性のお笑いってほんと難しいと思うから」
「正直恋愛とかっていうよりはどうやったらもっと面白くなれるんだろうの方が比重デカかったですね」
とプロ根性をみせた。
「絶対彼氏作らないぞ10年は!」
と強く誓った久本さん。
「10年なんてあっという間でしたね」
と笑った。
確かに10年は長いようで短い。
仕事に専念していたらあっという間だっただろう。
しかし久本さんにはこだわりがあった。
自分の立ち位置
久本さんといえば連想するのがやはり「芸人」や「司会者」だと思われる。
そのイメージに対して久本さんは
「一応劇団員であり、お芝居やってる人間ではあるって事を忘れないで頂きたいと」
と笑いながら主張。
そう、久本さんは23歳の時舞台女優としてデビューした過去がある。
劇団東京ヴォードヴィルショーに入団した久本さんは当時メンバーだった柴田理恵さんや佐藤正宏さんと共に劇団WHAHA本舗を設立した。
寝ている間に面白い事があったらもったいないと語る久本さん。
人を笑わせる事が天職なのかもしれない。
久本雅美さんの実家
久本さんの実家は大阪駅から車で約20分の大阪市平野区にあるという。
閑静な住宅街にある4LDK2階建ての立派な一軒家である。
久本さんには兄弟がいて、長女が久本雅美さん(57)、長男が徹さん(56)二女が朋子さん(51)だ。
二女の朋子さんは久本さんと同じ芸能界の方で、女優・歌手・タレントをしている。
現在実家に住んでいる長男の徹さん。
徹さん・奥さん・息子・孫と一緒に暮らしている。
久本さんがどんな姉だったかの問いに長男の徹さんは、
「あんまり遊べへんかったね(遊ばなかったね)」
と答え、それに対して久本さんは
「私が結構雰囲気やんちゃな感じでしょう」
と、当時スカートが長かった事やカバンをペッチャンコにした事を語る。そんな姉に徹さんは
「絶対お姉ちゃんみたいな人とは付き合わない!」と語っていたという。
そんな徹さんの奥さんは美佐子さん(57)という。
そして息子は学さん(27)、そして学さんのお子さんはアリアちゃん(1歳8ヶ月)とイヴちゃん(4ヶ月)だ。
名前でお気づきの方もいると思うが、学さんの奥さんはアメリカ人のジェスさんだ。
学さんが留学していた時にジェスさんと出会い、結婚に至ったという。
こちらのジェスさん、日本に来てまだ3年目なのだが日本語が上手なだけでなくなんと漢字も書けるのだ。
さらに大阪弁まで使いこなすという、久本家のスーパームードメーカーだ。
そんな徹さん一家のアリアちゃん、イヴちゃんにとって久本さんは「おばあちゃん」みたいな存在だという。
子供が大好きな久本さんは、アリアちゃんに大量の洋服を買ってあげるたり、遊んであげたりととても可愛がっているようだ。
そして実家でジェスさんの作る料理を食べる久本さん。
この実家での団らんが、久本さんの元気の源だという。
久本雅美さんの宝物
テレビの第一線で輝き続ける久本さんの宝物はなんと家族みんなが被り物を被った家族写真だ。
久本さんの最愛の母、敦子さんが亡くなった時に家族の笑顔を取り戻したくて撮りだしたのがきっかけという。
今年で11年目。
今では家族のきずなをつなぐお正月の恒例行事だという。
この写真を撮っている時が、多忙で中々実家に帰れない久本さんの数少ない憩いの時間なのかもしれない。
そんな久本さんの、女性芸人として一番大切にしている事、それは
「女性である事を決して忘れない」
事だという。
普段の久本さんの言動を考えると、奥深い物を感じる。
まだまだ男性社会のお笑い界の中、女性が挑まない過激な芸で頑張ってきた久本さん。
「異性としゃべっているだけで心が和む時があるんですよ」
「(心が)ギスギスしなくなる」
と胸の内を明かす。
57歳になっても女性らしさを捨てずに頑張っている久本さん。
これからもみんなを楽しい気持ちにしてくれる事だろう。