政治資金私的流用疑惑で連日メディアを振るわせている舛添要一都知事。

公用車を使用しての別荘通いにはじまり、政治資金を利用しての家族旅行、飲食代、似顔絵和菓子、そしてヤフオクで落札した美術品などの疑惑。

ヤフオクのymaszoeのIDを見た時は思わず吹いてしまったが、様々な疑惑が解決せぬまま、また新たな疑惑が浮上した。

それは4年前の平成24年、舛添氏が代表を務めていた政治団体が1ヶ月の間に購入した車2台の内の一つが湯河原町の別荘付近で使用するために購入したのではないかという疑惑だ。

 

スポンサードリンク

一台目は「新党改革」時代(平成24年4月)にトヨタのミニバン「エスティマ」の中古車を98万5000円(+諸経費19万円)で購入。

こちらの車は湘南ナンバーを取得しており、車庫証明も舛添氏の別荘で登録していたという。

二台目はその一か月後、解散した資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」が宣伝自動車として同型のエスティマ(中古)を99万円(+諸経費31万円)で購入。

こちらは自宅兼事務所のある品川ナンバーで登録されている。

ちなみに別荘付近で舛添氏と家族がエスティマに乗って遊びに来ているのを複数人の住人に目撃されている。

これでは車を私的利用のために買ったと疑われてもしょうがない感じである。

しかしほんの2ヶ月の間に2台もエスティマを購入している事から、舛添氏はエスティマが好きなようである。

そんな舛添氏が好きなエスティマ、どのような車かチェックしてみた。

カーセンサーのHPを見てみると、エスティマの中古価格の平均は138.8万円となっている。

(参照 カーセンサー)

下は26.8万円、上は349万円だ。

時期もあるのだろうが、そう考えると舛添氏の買った98万5000円の中古エスティマは相場よりやや安いのかもしれない。

美術品もギャラリーなどではなくヤフオクで購入していた舛添氏。

やはり最低単価でちまちま入札していたのだろうか?

気になるところである。

 

そして話は戻るが、昨年4月~今年の4月の公用車を別荘に私的利用した件について、毎日新聞の情報公開請求により、なんと48回中のうち46回は世田谷の自宅を経由していた事実が判明している。

これの何が問題かというと、都の規定では「出発地か到着地のいずれかで公務する事」となっている。

よって一度自宅に戻ってしまったら、次に利用する時は行き先は公務地でなくては都の規定に反するというのだ。

しかし都の担当者曰く「寄り道は許される」という。

しかし発着時間の記録を見ると、湯河原に行く前にどうも家に1~2時間ほどいたのではないかと推測される。

1~2時間を寄り道といえるかどうか疑問である。

さらに今年2月には湯河原から世田谷の自宅に移動し、そのまま公務に出なかった日もある。

せこい疑惑が多いと言われている舛添氏、しかし金額の問題ではないというのは前任の猪瀬氏を見ればわかるだろう。