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アメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利したことで思わぬ事態になっている。

F1フォースインディアに所属するF1ドライバー、セルジオ・ペレスが個人スポンサーのサングラスメーカーと契約を解除することになった。

いったいどういうことだろう?

 

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「メキシコとの国境に巨大な壁を作る、費用はメキシコに払わせる」

と過激な発言をしていたトランプ氏がいざ大統領になる事になり、それに関連して

ペレス氏の個人スポンサーであるサングラスメーカー「ホーカーズ社」が

↓twitterに以下のように

 

「メキシコの皆さん、壁が作られる時、泣きはらした目を見せないで済むようにこのサングラスをかけましょう」

とツイート。

洒落たブラックジョークのようにも見えるが、

これを見たペレスは大激怒!怒りをあらわにし

 

「なんてひどいコメントだ。僕は今日で彼らとの関係を絶つ。誰であれ、母国をばかにするようなことは絶対に許さない」

とツイートする事態に発展、ホーカーズ社との契約を解除すると通告した。
この事態にサングラスメーカー、ホーカース社は慌ててツイートをすぐさま削除したうえで、

 

「重大な誤り」

であったと謝罪するがペレスの怒りは収まらず

 

「考えを変えるつもりは無い」

と述べ、契約解除となった。

 

 

この件に関してペレスは

「あのブランドとは別れることに決めた。ああいう発言には賛成できない。全く面白いと思わないよ」

「この提携は成功したはずだ。でもそれよりも僕にとっては母国や母国の人たちの方が大事だ」

「母国をばかにするような行動は絶対に許さない」

「ブランドが代償を払うことになったのは残念だ。誰かひとりの人間のミスなのだから。彼は今、後悔しているだろう。でも人生では物事がこういう成り行きになることもある」

と語り、ペレスの強い愛国心を感じさせる出来事となってしまった。

 

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日本人F1ドライバー小林可夢偉とチームメイト

ペレス氏は2011年にチームザウバーでF1デビュー、当初2年間小林可夢偉とチームメイトで可夢偉とも仲が良いドライバー。

当初は「ペイドライバー」(スポンサーマネーでF1シートを買っているドライバー)と批判されていたが、徐々に成長し2013年にはトップチームで名門のマクラーレン・メルセデスへ移籍、しかしマクラーレンの不振もあって1年で現在のフォースインディアへ移籍して3年活躍、スポンサーもあり一発の早さもある中堅ドライバーへと成長したと評価されている。F1チームもスポンサー持参のドライバーで尚且つ一発の速さを持っているペレス氏は資金難のチームからは人気で、地位も安定している人物だ。

ファンも当初は危険な運転をするペイドライバーと馬鹿にしている風潮だったが、最近は「あのペレスが成長したなぁ」と評価は高くなっている。

 

そんなポジションを確立しているペレス氏だからこそ「スポンサーといえど許せない事は許せない」という態度で望めているのでしょう。

日本人だったら「大人の対応」で「スポンサーはスポンサー」と謝罪を受け入れて許してしまうかもしれません。

相手あっての事ですが、人間って感情の生き物ですから「思ったように行動する」のが一番なのかもしれませんね。